週刊牛乳屋新聞#77(逃げ切った先で幸せになるのか?)
おはようございます、牛乳屋です。先週号が書けなかったのでどこかで埋め合わせをしなければ!!と思っていました。
アラサーの自分の周りでは子どもを育てている友人が多く、将来の教育についてよく話を聞きます。「日本で税金を納めるインセンティブが湧かないから子どもは海外の学校に…」「日本は少子高齢化でお先真っ暗なので子どもには海外でも生活できるように…」と、日本社会の暗い未来を案じて、子どもは国外脱出できるようできればいいなと思っている人は少なくありません。
自分が中国に留学している時、この話題で盛り上がったことがあります。僕の知人の日本人留学生は、「日本の社会、企業や学校は長く居続けた人の声が大きく、既得権益にしがみつくことで延命しているチャンスの無い国だ。オワコンだ。だから海外に移住するのが正しい」と疑うことなく説いていました。
それを聞いた人口1000万人にも満たない国の出身の留学生は、「なぜ技術力も経済力も軍事力もあるのにそんな悲観的なんだ?ウチは強い経済も軍隊も無いから歴史的に大国から蹂躙され続けてきた。どうにもできないから生きるために出るしかない人がいる」と言っていたのを覚えています。
Twitterを見ても、「日本はもうオワコン、資産を海外に移そう」「日本の教育はクソだから子どもは海外に」という投稿がたまに目につきます。しかし、逃げ切った先で自分たちだけが幸せになるのか?恐らく、地獄から逃げた先は新しい地獄の始まりかもしれません。
Japan is Shitと思うことは多々あります。しかし、その元をたどれば傍観者であるお前ら(自分も含め)皆shitといえるのかもしれません。だから、今の僕は身の回りにあるshitをどうしたら少しでもなくせるのだろうかと考えるように心がけています。
「天は自ら助く者を助く」
自分を助けるのは自分。まずは自分の底力を信じることが大事ですね。ビジネスなり学びなり、一人ひとりが輝ける生き方を発見することで世の中は変えられなくても自分の半径5メートルは変えることができるかもしれません。
日本から「逃げる」以外の選択肢が少しでも広がればいいなと願っています。
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