週刊牛乳屋新聞#96(凄く大切にしたい時間感覚)
こんにちは、牛乳屋です。今週はネタが思いつかないので、ふと考えたことを共有したいと思います。
今、私は30代前半です。10代後半の頃は、30代前半の人なんて自分と違う世界に生きていて何だか凄い人と思っていました。二回り上の60代の方と話すと、「30代前半なんてまだまだ若すぎる。好きなことをいくらでもできる」と言われます。
一回り上の人は「たくさんの経験を積んだ猛者」に見えますし、一回り下の人に対しては「まだまだ若いじゃん」と思っています。でも、時間は誰に対しても平等に進んでいて、自分も気付いたら40代、50代、60代…と大人の階段を更に登っていくことでしょう。どんな金持ちでもどんな貧乏人でも時間は全ての人間に対して平等に進んでいきます。
先日、バイトスタッフと毎月の打合せをして業績を見ながら、こう言われました。「俺は、大学2年生になろうとしている。後半は就活や卒論があるのであと動ける時間は実質1年しかない。だから、あと1年で更に飛躍できるようなことをやりたい」
この一言は私にとって目を覚ましてくれる一言でした。普段は、歴史を見ながら長期的なトレンドや人間の行動原理とは!?について語り、行動する際は週間・月間の単位で動いています。そして、期限を定めて全ての施策を進めているつもりです。
ただ、大学生にとっては、学生生活は基本的に一度しかなく、再チャレンジはよほどのことが無い限りありません。限られた期間の中で結果を出して、将来に繋がる結果を出さなければならないのです。時間の過ごし方だけでなく、密度を高めていかねばならないと気付かされました。
先日のnoteで、このようなことを書いていました。
多産多死の中で「金色のウンコ」を売って上場ゴールを目指すよりも、コツコツと改善を重ね、時間がかかっても市場を丁寧に作っていくアプローチが今後の社会で重視されると考えています。
確かに、それはそうなのですが、「良いモノを作る」ために時間の消費を許しては、いつまで経っても「良いモノ」は生まれないかもしれません。製品に納期が決まっていなければ製品を作る意欲がわきませんし、論文提出期限が無ければ研究はダラダラして趣味の範疇になってしまうことでしょう。
1年あれば、多くの挑戦に臨むことができます。
ゼロから1を生み出すことを生業とするのであれば、決めた時間の中で勝敗を明確にし、次のゴールに向けて猛ダッシュしていく必要がある、と改めて実感しました。そして、このダッシュの数だけ、どれだけ濃密な人生を過ごせたのかが決まってくるのかもしれません。
このnoteも僕にとっては一つのダッシュです。1週間の最後に1本の記事を書き続けることは容易ではありません。毎日書いている人には頭が上がりません。
小さなことでも良いので、区切りを決めて続けていけるようにしていきたいものです。
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