2020年に読んだ本ベスト7
年が明けてしまいましたが、2020年に読んだ本の中で、印象深かった7冊をご紹介します(2020年に出版された本というわけではなく、過去の積ん読も含めてなので、出版年はバラバラです)。
1. ザ・会社改造
1位は三枝匡さんの「ザ・会社改造」です。
買ってから4年ほど寝かせてしまったことを後悔するくらい良かったです。
年末の振り返りのために読んだ本でもありますが、三枝さんの本はどれも気づきが多いです。
社員340人からグローバル1万人企業への驚異の成長を、会社改造としてどのような思考・流れで進めていったのか、ストーリー形式で読むことができます。
また、「V字回復の経営」同様、事業を進めていくリーダーとして、戦略やリーダーシップの重要性について、痛感させられます。
経営者や事業リーダーを目指す人にとっては必読だと思います。
2. 雑草という戦略
2位は、雑草生態学が専門の植物学者である稲垣栄洋さんの「雑草という戦略」です。
「予想不能な変化に対応する」ことを強みとして発達させた戦略、という雑草の生存戦略は、たしかにビジネス戦略に通じるところがあります。
一定の環境で生存することに最適化しすぎてしまうと、環境変化に弱いのは、企業においても同じですよね。
特に現代のように予測不能な変化が起こる環境において、「何をするか」よりも「どうあるべきか」を定義することの大切さを、雑草が教えてくれる気がしました。
別に読書記録もnoteに書いてみましたので、リンクを貼っておきます。
3. プロフェッショナル経営参謀
3位は、プロフェッショナル経営参謀 です。
BCG日本代表の杉田浩章さんの著書。
(数年前に話題になった、青いリクルートの本の著者でもあります)
課題と論点の組み立て方や、意思決定シナリオのデザインに加え、どうすれば議論が活発化し、価値を上げられるかなど、参考になる点がいくつもありました。
4. アフターデジタル
4位は、アフターデジタルです。
久しぶりに衝撃的なビジネス書でした。
オフラインとオンラインの主従関係の逆転という考え方は一瞬、「んんん?」となるのですが、この視点の転換はむちゃくちゃ重要です。
読んだときの読書記録もリンクを載せておきます。
5. 天才を殺す凡人
5位は、北野唯我さんの「天才を殺す凡人」です。
組織マネジメントにおいて、この本で提示している「天才と秀才と凡人」というフレームワークはめちゃくちゃ重要です。
こちらも読書記録のリンクを載せておきます。
6. ビジネスエリートになるための教養としての投資
6位は、「ビジネスエリートになるための教養としての投資」です。
本書で最も印象に残っているのは、「構造的に強靭な企業」に投資すべし、という点です。
強靭な構造とは、「高い付加価値」、「高い参入障壁」、「長期潮流」の3つの要素が含まれるものとのこと。この3要素は、株式投資だけではなく、スタートアップ投資や自社事業を見る上での重要な視点だと思います。
7. THE MODEL
7位は、福田 康隆さんの「THE MODEL」です。
恥ずかしながら、THE MODELの概念を知らなかったので、大変参考になりました。
この本を切り口に、インサイドセールスやデジタルマーケティングについて色々知ることができました。
また、リーンスタートアップもそうですが、このTHE MODELもまた、トヨタ生産方式のコンセプトに近い。
メーカー出身にも関わらず、トヨタ生産方式の理解が甘いので、改めて学びなおしたいと考えています。
参考になる記事のリンクも貼っておきます。
2021年はもう少しちゃんと本を読みたいところ。
社内で読書会とかやってみようかな。