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活躍する現役ライターに聞く!案件を獲得するコツや愛用する仕事道具は?~編集兼ライター 少年Bさん編~

その場でのリアルなリアクションが手に取るように伝わる、少年Bさんの取材記事。幅広いメディアで取材記事を執筆される少年Bさんは、編集者としても活躍されています。

多くのメディアから求められる記事を書くためのポイントとは?介護福祉士や建築士などの経験を経て、ライターへ転身した経緯とは?

今回は、マルチに活躍される少年Bさんにライターに転身されたきっかけや、ライターとして記事にかける思いなどを詳しく伺いました。


介護士・建築士として奮闘した20代、ライターとしての挑戦を始めた30代

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ー少年Bさんは、どのようなきっかけでライターを目指されたのでしょうか?

もともとは、介護福祉士として横浜市内の介護施設に7年ほど勤務していました。その後、縁あって地元の工務店に転職し、働きながら建築士の資格を取得しました。しかし、そこで待っていたのは朝から晩まで週6勤務の日々。

そのうえ、貴重な週1日だけの休日も、打合せがあれば平気で仕事が入るんです。新築をご依頼するお客様は何千万もかけて家を建ててくださるので、「日曜日に打合せを」と希望されれば断れません。お客様ファーストで動かなければ、他社に仕事を取られてしまうかもしれませんからね。でも、そんな生活を続けているうちに、だんだん「生きるために働いているのか?働くために生きているのか?」と疑問を感じるようになっていました。

そんな中、唯一の楽しみが介護士時代から読んでいた「デイリーポータルZ」というメディアでした。読んでいるうちに、「自分もこういう記事を書いてみたいな」という気持ちが湧き上がっていました。確か、32歳の頃だったかな。

ー建築士の仕事は、とてもハードなものだったんですね。デイリーポータルZ、面白い記事が多いことで有名ですね。

ただ、社会的には、男性の30代って「今まで遊んでたけど、そろそろ真面目に仕事しようぜ」ってフェーズじゃないですか。その中でこんなふざけたブログを書くのはどうなのか、という迷いもありました。「ただでさえ仕事が忙しいのに、本当に文章なんか書けるのか?」という懸念もありましたしね。

そうして1年ほどモヤモヤしていたんですが、たまたまイベントで知り合った人が「会社員を辞めてライターになりたい」と話していて。しかも、その後実際にブログを始めてメディアの賞をもらい、本当にどんどん活躍の場を広げていったんですよ。そんな姿に刺激をもらって、「何もせずにモヤモヤしているぐらいなら、やって後悔しよう!」と思ってしてブログを始めました。

ーブログがライターとしての1歩目だったんですね。ブログは、どのようなツールを使われていましたか?

Twitterで繋がっている友人達がはてなブログを多く利用していたので、はてなブログを選びました。もし、その頃に周りでnoteが流行っていたら、noteで書いていたと思います。

デイリーポータルZには読者投稿のコーナーがあるので、ブログを始めてからは月に1度のペースで投稿していたんですが、そしたら運よく3ヶ月くらい続けて記事が掲載されて……。そしたら、立ち上がったばかりのクレイジースタディからスカウトが来たんです。

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ーおお!書き始めてすぐにスカウトされていたんですね。ちなみに、投稿していたのは、どのような記事でしょうか?

一番始めに投稿したのはこんな記事です。今見るとほんとに下手くそなので恥ずかしいですね……。

すごく好きで、毎年行ってるイベントなんですが、なぜか全国的には知名度がないんです。「このイベントの楽しさをなんとしても伝えたい!それができるのはわたししかいない!」と思って書いたら掲載されて。本当に嬉しかったですね。

ーそれは、感激してしまいますね!その後は、どのような記事を書かれていたんでしょうか?

クレイジースタディで初めて執筆した「『経費で飲む』ために架空の会社を設立してみた」という記事が、めちゃめちゃバズったんです。それをきっかけに他のメディアからも「うちでも書いてください」と声を掛けていただいて、徐々に仕事が増えていきました。

ー少し話を整理しますが、こうした記事を書かれている間も、ずっと建設のお仕事は続けられていたんですか?

いえ。実は、この記事が出た少し後くらいに、工務店は辞めていました。その記事を執筆している頃には、有休を消化していまして。だから、「経費飲み会」の記事がリリースされた時点では無職だったんです。ただ、仕事に疲れきってしまっていたので、半年くらいは無職でのんびりしようと思っていました。

建築士と介護士の資格を持っているし、特に介護業界は慢性的な人手不足なので、どうせすぐに仕事が見つかるだろうという考えもありました。ライターになったのはそんなタイミングでした。

ー資格があると、転職時に心強い面もありますよね。その後は、どれくらいのペースで書かれていたんでしょうか?

そこからは、2カ月に1本くらいのペースで記事を書く生活が始まって、当時は「無職ときどきフリーライター」なんて名乗っていました。それでも「もしかしたら、がんばればライターで食べていけるんじゃないか?」と思って。それで、2019年の1年間は、ライターの仕事だけに集中してみようと決めました。それで見込みがなさそうだと判断したら、普通に介護士として再就職しようと。

その後は、Rettyグルメニュースや、ジモコロといった有名なメディアでも書かせてもらうようになりました。運が良かっただけだとは思いますが、書いていたメディアの編集長が紹介してくれたり、友達のライター経由でお声かけいただき、仕事がつながっていったんですよね。

ー人とのつながりから、ライターの仕事が増えていったんですね。

周りから声をかけていただいて仕事を始めたので、「がんばっていれば誰かが見つけてくれる」って思ってたんです。甘いですよね。でも友達から「いや、自分で営業したほうがいいよ!取れてラッキー、駄目でもともと。損はしないんだからやればいいじゃん!」って言われまして。そこで初めて営業という意識を持ちました。ねとらぼやSPOTは営業をきっかけに書かせていただいたメディアですね。

そうして少しずつ仕事が増えていき、2019年の6月には「これは行けるかもしれない」と手応えを感じ、11月くらいにはライターを続ける決心ができました。


業務委託を結んで変化したライターの生活とは

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ーさまざまな媒体で活躍されている少年Bさんですが、現在のお仕事について教えてください。

現在は業務委託としてWorkship MAGAZINEの編集部でライター・編集者として週3日、8時間働いています。そして、残りの週4日で休んだり遊んだり、個人の仕事をしたりという働き方をしています。個人の仕事は不定期ですが、クライアントは10社くらいあります。

ー編集もされていると、月に書く本数は上下するものなのでしょうか?

ここ1年はWorkship MAGAZINE中心の働き方になっていて、他のメディアでの記事はちょっとずつ減っています。Workship MAGAZINE編集部でもSEO記事やトレンド記事を書かずに編集を多めにする月もあって、そうすると執筆本数は減りますね。書くときは月に10本近く執筆しますが、先月は1本しか書いていません。最近はブドウが美味しい季節なので、ちょっと仕事を減らしています。

ーTwitterを拝見していて、少年Bさんは本当にブドウがお好きなんだなと思っていました。

そうなんですよね。だから、冬になってから、本腰を入れて頑張ろうと思っています。Workship MAGAZINE編集部で働くまでは完全歩合制というか、執筆した本数しか給与がもらえませんでした。現在はある程度稼げるようになったので、あまり無茶苦茶しなくても生きていけるようになったんですが……。基本的に、あまり働くのが好きじゃないんです。

ー本当ですか!少年Bさんが書かれた取材記事を読むと、とても活き活きと書かれていて天職なんだろうなあと感じていました。

文章を書くの、めちゃめちゃ嫌いなんですよ!でも、好奇心が旺盛だし、人に興味があるので、取材は好きなんです。自分が知らないものごとを知れたり、人の仕事や生い立ちなどを聞くのって楽しいじゃないですか。お金をもらって楽しい取材ができているので、仕方ない、書くか……って(笑)。

幅広い趣味から仕事につながることも

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ー先ほどブドウがお好きだと伺いましたが、ほかに趣味などはありますか?

音楽が好きで、コロナ禍以前はよくライブに行っていました。旅行や温泉に行くのも好きだし、廃道や未成道などについて調べるのも好きです。旅先では道の駅でいろんな野菜や果物を見ますし、ラーメンも欠かせませんね。あとは、人と会って話すのが趣味なので、下戸のくせに飲み会が好きです。

それから、わたしは“インフラオタク”を自称しているんですが、新しい道路ができたり、鉄道のダイヤ改正などで生活が便利になるのを見るとテンションが上がるんですよね。

ー食べ物から旅行まで、本当に趣味が幅広いんですね!

趣味が幅広いので、書けることがたくさんあるんですよ。食べものはメシ通、野菜や果物はマイナビ農業、旅行はSPOT、交通はねとらぼと、それぞれ書けるネタに合わせたメディアとお仕事をしているので、遊びながらどんどん企画の種が生まれていくというか……。

そういう意味で、仕事も半分趣味みたいなところがあります。飲み会に行くと、みんなが行ったおもしろスポットの話を教えてもらえることも多いですし。趣味の広さが仕事に繋がっている部分はあると思います。

少年Bさんが「やりたくない仕事」とは?

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ー個人的に気になっていたのですが、少年BさんはSEO記事も書かれるのでしょうか?

もちろん書きますよ! わずかですが無記名の記事も書いてますし、仕事に関してこだわりはあまりありません。でも、さっき言ったように書くこと自体はぜんぜん好きじゃないので、「仕事として」書いてますね。SEO記事のほうが割がいいと思うんですよ。ほら、取材記事ってあまり儲からないじゃないですか。

ーそうですね。現地まで行って取材をして、文字起こしをしたうえで記事を書くと考えると……。

そうそう、取材は半分趣味なのでいいんですけど、取材記事って手間がかかるんですよ。企画の立案から企画書の作成、取材先への往復時間とかも考えると、時給換算したくないですよね。

業務委託をすることによってかなり安定しましたが、それまではやっぱり不安もありました。去年なんか仕事が吹き飛びまくって、月の収入が3万円だった時期もありましたから。

ーコロナ禍は、仕事にも影響を及ぼしていたんですね。

収入を1社に依存するのは怖いなと思っていたので、趣味を活かしてさまざまなジャンルを少しずつ書けるようにクライアント数を増やしていたんです。いつどこから切られてもいいように、しっかりリスク分散をしていたつもりだったんですが、当時請け負っていた仕事は、ほとんど取材記事だったんですよね。

そしたらコロナで全部取材が飛んでしまって……。いや、ほんと予想外でした。「あー! SEOの仕事をもっと取っておけばよかった!」って(笑)。 いまは業務委託先があるので安心ですが、逆に収入は1社に依存している状態なので、「クビにならないだろうか」って心配もあります。

ー取材記事が多いとのことですが、昨年はオンライン取材などはなかったのでしょうか?

当時請け負っていた案件は「行ってみた・やってみた系」の記事が多かったんですよ。そうするとどうしても現地まで足を運ぶ必要があって。だから、昨年の4~6月は本当に仕事が少なくて、苦しかったですねぇ……。

友達探しで始めたTwitterが仕事の縁を結ぶことも

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ーところで、少年Bさんは、Twitterで面白い投稿をたくさんされていますよね。

Twitterのアカウント自体は昔からありますが、まともに使うようになったのは2015年からですね。当時は地元の工務店で働いていて、営業もやってたから地元の友達に会社の愚痴を言うわけにはいかない(笑)。

ただでさえ友達が少ないのに、「じゃあ、わたしは誰に愚痴を言えばいいんだろう?」と悩んでしまって。だから、Twitterを始めたきっかけは「仕事に一切関係ない、飲みに行ける友達が欲しい」でした。

ー仕事とは関係のないつながりがほしくなるのは、とてもわかります。Twitterを始めてから変化がありましたか?

当初は趣味の合う友達が欲しかったので、主に好きなバンドや日常の話をツイートしていたんですが、ブログを書くようになってからはライターやブロガーの友達が増えました。

人と交流するためのツールとしてTwitterを使っているので、色んなフォロワーと遊んだり、食事に行ったり、たまに相談に乗ったりのってもらったり……。そういう人間関係から仕事に繋がったこともあります。

いろんな人とたくさん絡んでたり、推しのことを叫んでたり、あまりライターらしい使い方はしてない気がするんですが、それが逆に「顔が見える」ことに繋がってるのかな、という気もしています。

自分が書く記事は、全てバズってほしい。“推し”にかける思いとは

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ー少年Bさんがライターとして、やりがいを感じるのはどのようなときでしょうか?

「文章は読まれることで完成する」と思っているので、読んでもらえた時にやりがいを感じます。Twitterで記事をシェアしてもらったり、リプライで感想をもらえると、すごく嬉しいです。

わたしの取材記事は自分が好きなものや、おもしろいと思ったものを書いているので、いわばオタクにとっての“推しの布教”と同じなんです。だから、「自分が書く記事は全部バズってほしいし、全人類見て~!!!」と思いながら書いていますね。

ー推しの布教!そんな風に感じながら記事を書くと、熱も入りそうですね。

そんな感じで書いてるので、1記事あたり3日間くらいかかります。書くよりも推敲している時間の方が長いくらいですし、本当に大変な作業なんですが、読んでもらうためには推敲を重ねるしかない。それがわかってるから、「書くのが嫌い、めんどくさい」って言ってます(笑)。推敲って終わりがないじゃないですか。締め切りまでならいくらでも重ねられるので。

ーすごくわかります。時々、自分で書いていても、「どこまでで自分が良しとするか?」がわからなくなってしまう時もあります。

時には、8割方書いた記事を全部消して、イチから書き直したこともありました。そしたら締め切りを過ぎてしまって……。ほんと申し訳なくてめちゃめちゃ謝ったんですが、結果的にその記事のPVはメディアの中で歴代1位だったそうで。編集さんにもすごく喜んでもらえて……嬉しかったですね。もちろん締切を破ったのは反省しなきゃいけないんですけど。

画像を2枚挿入しても、広々と執筆できるパソコンを愛用

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ー少年Bさんは、こだわりのお仕事道具などはありますか?

ほとんどこだわりがないんですが、強いて言うなら家のパソコンです。前職で設計もやっていたので、3DCAD(内外装を立体化して3Dに展開できる設計ソフト)が動かせるハイスペックなパソコンを組んでもらったんです。そのパソコンをアップグレードして使っているのですが、動きも早いし、ディスプレイも大きくて記事が書きやすいんです。

ー大きなディスプレイは、作業効率もアップしそうですね!ちなみに、少年Bさんは本を読まれていますか?

本は、全然読まないんですよ。3年間で10冊くらいしか読んでいなくて、しかも読んだのはライターの友人が書いた本とか、ブドウのカタログとか(笑)。あとは、阪神ファンなのでタイガース特集の野球雑誌を読むくらいです。本棚はあるんですけど、CDに占拠されています。

ー音楽は、どのようなジャンルを聴かれているんですか?

主に、渋谷系やシティ・ポップ、2000年代のロックを好んで聞いています。歌詞はけっこう読み込むほうですが、インプットという観点はあまりなくて。どっちかと言うと人と雑談している中で考えが整理されたり、アイデアを思いつくことが多いかもしれません。

根はキリギリスタイプでも、取材の準備は念入りに

ー少年Bさんは、筆が乗らないときはどうされていますか?

そういう時には、諦めて何もしないです。仕事から離れて、TwitterをやったりYouTubeを見たり……。わたしは「アリとキリギリス」で言えば、キリギリスなんですよ。嫌なことと楽しいことがあるとしたら、絶対に楽しいことからやるタイプなんです。

ー楽しいことから取り掛かるのは、モチベーションを上げるためでしょうか?

楽しいことからやった方が、トータルで人生の幸福度は上がると思ってるからです。ケーキのイチゴを食べる前に地震で家が崩れるかもしれないし、夏休みの宿題を余裕を持って片付けても、学校が火事になって2学期どころじゃなくなるかもしれない。先にやったことはなくならないし、後回しにしたら、やらなくて済むかもしれないじゃないですか。だから毎回、締切前が修羅場なんですけど。

あと、上手くいかないことがあったときには、ぜんぶ人や天気のせいにしています(笑)。「わたしみたいなやつに頼むのが悪い!」とか「気圧のせいだ!」とか。絶対に自分を悪く言わない。そうすることで、気の持ちようは変わってくるような気がしています。

ー少年Bさんに教えてもらった、落ち込んだときに人のせいにする方法は私も実践するようになりました。少年Bさんの取材では、インタビュイーさんがとてもリラックスしているように感じますが、工夫しているポイントはありますか?

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工夫ってほどじゃないんですが、気をつけているポイントは2つあります。1つ目は、ある程度時間をかけて下調べをすること。その上で「インタビューなどをいくつかチェックをさせていただきました。ただ、確認のために、あらためて聞かせていただきたいこともあります。何度も聞かれていることを改めてお聞きしてしまうかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします」と、最初に謝っておきます。

「こいつ何も調べてないのかよ」って思われてしまったら、相手は気分もよくないでしょうし、場の雰囲気も悪くなってしまいますよね。

ーなるほど。下調べをしたうえで、相手にしっかり伝えておくことが大切なんですね。

2つ目は、職場の先輩から趣味について教えてもらう感覚で取材をすることです。「失礼が無いように」とこちらが構えすぎてしまうと、表面だけのコミュニケーションになってしまうんですよ。もちろん場の空気感を見極める必要がありますが、いい雰囲気で進んだ場合、後半に思い切ってぶっちゃけた話を聞いてみると、先方が笑って答えてくれることもあります。

介護士の頃、利用者さんに友達のおばあちゃんに接するような気持ちで関わるようにしていたので、その経験が活きてるのかもしれません。

ー私も看護師をしていたので、その頃に患者さんと接した経験は取材するときに役立っているように感じます。

“目指したくない像”から全力で回避することで理想のライターへ

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ー今後、少年Bさんが目指したいライター像はありますか?

うーん、すごい人って数多くの経験を積んでいたり、飛びぬけた才能があるからすごいわけじゃないですか?わたしは才能があるわけでもないし、ライターになったのも30歳を過ぎてから。いくら目標にしたところで、そんなすごい人たちに追い付けるわけがないと思ってるんです。

だからロールモデルはいないんですが、「こういうことを言われるライターにはなりたくないな」って像は明確にあります。たとえば、ゴシップで人を貶めるような記事は書きたくないですし、読者から「内容が浅い」と思われるような記事も書きたくありません。インタビュー相手から「何も調べてないじゃないか」と思われるのも嫌ですよね。

「なりたくない自分」を明確にして、それを全力で回避していけば、目標なんかなくてもいいライターになれるんじゃないかなと思っています。

ー少年Bさん、本日はどうもありがとうございました!


人との縁を大切にすることで、ライターとしての道が開けることも

人と関わることや会話することで、ライターとしてのチャンスに恵まれることもあると教えてくださった少年Bさん。自分の思いに正直に向き合うことは、インタビュイーに誠実に向き合うことにもつながるのだなと、少年Bさんのお話を伺っていて感じました。

少年Bさんのように常にアンテナを高く張り、自分の趣味だけではなく周囲の人が興味を持つものにも視野を広げていきたいです。

次回は、ICT教育ライター回覧板の主催者である、夏野かおるさんにお話をお伺いします。

お楽しみに!


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