アウトプット
去年の夏の出来事を
感情をぶちまけたくてすぐに文章にしたかったけど
そんなエネルギーも残っていなかった。
結局エネルギー切れであれよ休職、あれよ転職という運びとなったんだけど…
少しずつ思い出しても、立ち直れないほどの場所からは随分浮上してきた。
ちょっと書いてもいいかな…
去年の夏、私は常識がないと、兄に罵られた。
兄の奥さんに対する態度が悪く、自分と奥さんのケンカの原因になっているというのだ。
と言っても、奥さんは四国でご両親と子供と暮らしており、兄は実家で母と祖母と生活していた。仕事のためだ。
私が接した機会は、結婚式、お葬式、実家での食事会、以上だ。
そもそも、急に婿養子になると言って、母と私は戸惑ったまま結婚に至っていた。
式に参列するため、四国まで足を運んだが、美容師なのになんで家族の支度をサポートしなかったんだと後で怒られた。
離れた土地で技術を披露できるほどまだ経験も浅く、道具を持参することも懸念して断っていた。
10年近く経った事を、まだ怒っているらしい。
他にも、会う度に気に入らない事が積み重なっていたようだ。
私は正直自分の子育てと仕事でいっぱいいっぱいで、周りの人に気を遣えるほどできた人間でも気を回すこともできず、そんなに傷つけていたんだなと思うと初めて聞いた時は申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
しかし、何度もその話をしてくる兄。
兄自身が奥さんとうまく行かないことを、全て周りのせいにしてくるのだ。
奥さんは精神的に弱い人らしく、子育ての悩みとあいまって(おそらく)何度か命を絶とうとしていたようだ。
なんとかしようと兄は色々と動き回ったようだけど、結局奥さんの心に刺さらなかったようで、最後は謎の書類に私がサインさせられそうになった。
母と兄に懇願された。
そこからだ。私が人間不信に陥ったのは。
弁護士さんに相談しに行き、距離を取る事にした。
連絡はとっていないので、今どうしているかはわからない。
次に連絡が来たら、もしかしたら誰かが亡くなったという連絡かもしれない。(祖母が90代なのであり得る)
祖母にはひ孫の成長をもっと見せてあげたかったけど、もう実家には行けないなら、
あの時祖母へのお礼を伝えておいて本当に良かったと思っている。
お別れの言葉になってしまうかもしれない、私はわかっていたのかも。
二人で泣きながら抱き合った。
兄、母、母の別れた夫、もっと色々あったんだけれど、一度に語るには心が持たないのでこの辺りで今日はやめておきます。
今、私の心には平和が取り戻されました。
いつぶりだろう。
何年振りの自分?
そんな感覚。
子どもたちも巻き込んで本当に怖い思いをしたけど、長女が私を安心させ、下の息子は笑顔で癒してくれ、夫は大きな器で支えてくれました。
今私はこの人たちに囲まれて幸せです。
じめじめしてきて、あの時の感じをなんだか思い出してしまいそうで怖くなったんだけど、
文章にして冷静にアウトプットできて良かった。
頭でぐるぐるしちゃうのが一番良くない。
泣いていた日々が、遠い昔のようだ。