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続けさせるために数値化!
正しい評価の為に「行動」の回数を数える
「メジャーメント」という手法を使い、「行動の回数を数える」という事を行っていきます。
メジャーメント
簡単に言うと「行動の回数を数える」ということ。
今回の場合は「成果につながる望ましい行動」が実際にどれだけ増えたのか(減ったのか)カウントし見える化することです。
行動科学マネジメントでは、この「メジャーメント」をとても大切にしています。その理由は主に2つ。
1つ目は、部下に対する“評価がより確実になる”ということです。
部下が“成果につながる望ましい行動”を実践し続けるのをサポートするには、その行動を「ほめる/評価する」という事が重要です。上司から「ほめられた/評価された」ことは本人にとってご褒美となり、部下は“成果につながる、望ましい行動”を繰り返します。
ですから「よく頑張ってますね!」と笑顔で言葉をかけるなどのやり方で“私はあなたを評価していますよ”と伝えることは効果的です。その際に「メジャーメント」を行えば、この「評価」をさらに確実なものにできます。
ビジネスにおける成果(結果)は、すべて行動の積み重ねであり、成果の上がる人は効果の上がる行動をしています。
以前、優秀な成績を上げている人の行動を細かく観察・分析し、“成果につながる望ましい行動”を見つけ出し、他の部下にもその“望ましい行動”を繰り返し実行するように指導しましょうと書きましたが、気になるのは
優秀な人の行動をもとにピックアップした“成果につながる望ましい行動”が、本当に効果的なのか?
ここで「メジャーメント」が力を発揮します!これが行動科学マネジメントが「メジャーメント」を重視する2つ目の理由です。
☆売り上げアップが目的の場合☆
・その行動を増やすことによって売り上げがアップしたのか?
・アップしたのであれば、どのくらいアップしたのか?
・ほとんど変化がないのか?
・低下してしまったのか?
こういったことは数値化しない限り正確に見定めることはできません。
「メジャーメント」、数値化することで直感や印象による判断ではなく、客観的かつ科学的に判断できます。
万一、売り上げが下がっていた場合には、メジャーメントの結果をもとに、“次の手”をうつことができるので、問題解決のための大きな武器にもなるでしょう。