見出し画像

ケアマネ試験、受けた人お疲れ様!これから受ける人に参考になれば…って話

今年度のケアマネジャーの試験が終わったようですね。
受けた方、本当にお疲れ様でした。
この時期になると、自分が試験を受けた時のことを思い出します。
ケアマネジャー試験は実務経験5年というハードルがあるので、
試験を受ける人は必ず社会人なんですよね。
私の場合、この頃は子供がまだ小学生で親が手をかけることが必要な
時期だったので、「仕事」「子育て」「家事」「勉強」のバランスが
うまくとれずイライラしていたような気がします。
どのように勉強時間を作り、試験に臨んだかまとめてみました。
来年、試験を受けようと思っている方の参考になればと思います。

来年度の試験に向けて逆算して勉強する内容を決める

まず最初にやったことは、勉強を始める日を決めることでした。
同時に始めたら毎日30分以上必ず勉強すると心に誓いました。
始めたらもう言い訳できない状況を作ったということです。
次は、勉強スケジュールを作成
中央法規という出版社の「介護支援専門員受験ワークブック」というものを
購入し、1章を◯月◯日までに終わらせる。
2章はいついつまでに…というように細かく日程を決めました。
自宅での勉強はこれ1冊。
あとは外出用に、一問一答のハンドブックを買い足し、常にバッグに
忍ばせていました。
その他は、webサイトの無料問題集や毎日問題と解説をメール(だったかな?)
で送ってくれるサイトがあり、それも活用しました。
とにかく1年で合格したかったので、膨大な量のテキストの内容を隅から隅まで
覚えるのは短期決戦には向かないと思いました。
それに、全て覚えようとすると挫折しそうな気がしたので、テキストは
1回読んで理解した(つもり)で、過去問を中心とした勉強法
早々にシフトチェンジ。
過去問でわからない問題や間違えた問題について、テキストを辞書がわり
して、繰り返し、繰り返し、繰り返しやりました。
過去問は問題を見るとすぐに答えがわかるくらいやりました。
わりと同じ問題や似ている(そっくりな)問題が出題されるので、
過去問は必ずやってくださいね。
あとは、予想問題集もやりました。
過去問をやる上で、大事なのは時間を測ること!実際の試験と同じ時間で
同じ問題数を自分はどれくらいでやれるのか、しっかり把握しておく必要が
ありますよ。
これをやっておくと、本番で冷静になれます。わからない問題があっても
飛ばして次の問題に行くという判断も、時間感覚があればこそできると思います。
私は、どうしてもわからない問題は「2」を選ぶと決めて当日は試験に
臨みました。

隙間時間の活用

ワーキングマザーはとにかく時間がない。私は早起きが苦手なので、朝活は
あきらめて、基本的には23時からを毎日の勉強時間とし、その他はひたすら
隙間時間を勉強に当てました。
子供の習い事のお迎えや病院の待ち時間、仕事の休み時間、子供の宿題を見て
いる時間などはwebサイトで一問一答をやりました。
休日は子供のサッカーの試合が毎週のようにあり、試合の応援をしながら
ここでもwebサイトで一問一答やっていました。webサイト、神です。
「ケアマネジメントオンライン」と「中央法規の一問一答+模擬」が
オススメです。(中央法規は有料だったかもしれません。)

子供のことは手を抜かない

子供はお母さんの精神状態に敏感です。イライラしていると鏡のように
子供も荒れてくるので、子供の前では勉強のことでイライラしたり焦ったり
することは極力見せないようにしていました。
宿題を一緒にやったり、習い事の送り迎えを夫やジィジ、バァバに任せたり
せずに必ず行きました。

抜くところは抜く

ここまでは、なんでもすごく頑張って手抜きなんてしない人みたいに
書いてきましたが、そんなことはありません。あるわけないです。
仕事終わりにお惣菜を買ってきて夕食に一品かさ増ししたり、もちろん
冷凍食品も使いました。
掃除機をかける回数を減らして、クイックルワイパーで済ませたり。
要するに、家事を大幅に手抜きしたわけです。
この間は、家族の誰も文句を言いませんでしたよ。
きっと私から文句を言わせないオーラが出ていたのだと思います。

試験当日の話

当日はよく晴れた気持ちのよい日でした。
夫に車で会場まで送ってもらい、試験に臨みました。
会場は某大学の教室。窓からお日様の光が燦々と注いでいました。
これがいけなかった。暑いんです。ブラインド閉めて欲しいと誰も言いません。
私も手を上げる勇気がなくて言えませんでした。
「暑いなぁ。」と思っていると、隣の席の人が何やらぶつぶつ言っています。
聞きたくなくても周りが静かなので聞こえてきます。
その人「鉛筆削り忘れた。」と小さな声で繰り返し言っているんです。
5本くらい鉛筆を並べてあったので「それだけあれば大丈夫でしょ。」と
心の中で思っていると、試験が始まりました。
一問目でいきなりつまずき、ちょっと「ヤバい!」と思った私は、集中力を
欠いたのか、隣のオバさんの独り言が再び耳に入ってきてしまったんです。
今度は「暑い、暑い。」とずっと小さな声で言っているんです、そのオバさん。
こうなると気になって仕方ない。しばらく集中できないでいると、オバさん
着ていたトレーナーを脱ぎ始めた!ここで「クスッ」となったことで
また集中することができ、そのあとは順調に問題を解くことができました。
そうそう、つまずいた一問目は「2」を選んでラッキーなことに正解しました!
世の中にはいろいろな人がいるものです。試験中にぶつぶつ喋る人が隣にいても
気にせず集中してくださいね!

終わりに

勉強のやり方はいろいろあると思いますが、社会人が試験勉強する上で
大事なのはスケジュール管理だと思います。
勉強する時間がないのは当たり前。
勉強時間をどう捻出するかは、やる気の問題です。
やらない理由を並べ立てるより、どうしたらやれるかを考えるのです。

偉そうに色々言いましたが、私もギリギリのところで諦めずになんとか
ほんとうに「何とか」やり切りました。
子供にはシワ寄せが行かないようにしていたつもりでしたが、子供たちは
十分被害を受けていたようです。試験が終わってから
「お母さん、もう試験は受けないでね。」と言われましたから。
でも、性懲りも無くこの数年後に、社会福祉士の国家試験を受験したので
その話も、いつかできればと思います。

長くなりました。お付き合いいただいてありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?