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有益な差別化は安さに勝る ~露天商編~
こんばんは!
今日から仕事の方、多いのではないでしょうか😄
年初に、神社にお参りにいきました。
露天商が約100店くらいあるでしょうか?
とにかく毎年、大賑わいです。
店によっては多少異なりますが、
たこ焼き、お好み焼き、イカ焼き、唐揚げなどなど、
食べ物や飲み物が中心です。
ただ、似たようなお店ばかりで溢れてます。
この似たり寄ったりの状況は、
各社がひしめく競争の激しい市場を連想しました。
多くの企業、もちろん私も、
こうした状況の中で事業を展開している😒
露天商同士の競争ぶりは、それぞれに販売スタイルが違うようにも見えます。
人懐っこい感じ、押しの強い感じ、テンション高い感じ、愛想無い感じ、イライラしてる感じ?など。
このあたりも、ビジネスの世界と似ていると思います。
一方で、私を含めたお客はというと、
1月1日~1月3日の3日間で、200万人がくると言われてます。ですから、朝から晩まで大行列です。
100店の露天商の目の前を、200万人のお客さんがぞろぞろと、ゆっくりと歩いているのです。
これは、、、最高ですよね!
もはや、この場所に出店さえできれば勝ちみたいな感じですよね。
ふと、こんな入れ食い状態の中で、
ちょっとした強みを生み出したら?
自分の店を他より魅力的なものにしたら?
一体どうなっちゃうんだろう?と、つい考えてしまいました。
市場にひしめく露天商は、
各店がひしめく過酷な状況の中で、
しのぎを削りあっています。
味に大差ないたこ焼きなら、
最も価格の安い商品を選ぶと思います。
そんな中、面白い露天商を発見しました。
「おもいで干支市場?」、みたいな名前でした。
他にも、雑貨やおもちゃなどの物販の露天商も複数ありました。
ここは、ストラップくらいの木札に、
今年の干支と神社の名前が彫られてあり、
それをお客さんが買って、
後で木札の裏に自分の名前や抱負を書いてね、みたいな
商品を販売してました。
さらに、12種類の干支を飾るためのボードも販売してました。因みに今年は、「巳(み・へび)」ですから、この一種類しか販売してません。
ですから、残り11マスは空で、
埋めるにはあと11年通う必要があります。
私は、その露天商の近くの路地でたこ焼きを食べながらしばらく眺めていました。
この露天商は、自分の売り込む相手が「どんな人物か」よくわかっており、中年くらいの男性によく声をかけてました。さらに常連客?なのか、
「いたいた!探したよ!」
みたいな感じで、この干支雑貨目当ての人もいました。あとは、1人で10枚買う人もいました。
持ち運びしやすく、他にはなく、今年最初の思い出になるし、なんだか面白く、何らかの自分のエピソード性のある品で、
とにかくたった1つの商品を、うまく売りこんで大勢のお客を集めていました。
他では味わえない「体験」を生み出しているのかもしれません。
他にはない自分だけの特質がお客さんにとって有益なものなら、やりようも変わるし、つまり、有益な差別化が、似たり寄ったりのものがあふれる市場で埋もれることなく、お客さんの目を引くための土台になるんじゃないかと思いました。
「洞察力」を、今年は身に付けたいと思いました。
このような状況の中で、
あなたがもし露店商として出店していたら、
どんな戦略をとりますか?
ではまた明日🙋