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大人たちが集まって絵本の世界を堪能しました!


活動報告:大人のおはなし会-絵本の部- vol.4


 


こんにちは。先日、「大人のためのおはなし会-絵本の部-」を開催しました。以前にも、参加者が互いにお勧めの絵本を一冊ずつ紹介して語り合う会をしたことがあります。
 
今回は、スペシャルゲストとして「ミミズクさん(仮名)」を3名お迎えして、絵本を読み合う会を開きました。「ミミズクさん」たちは、図書館や小学校など、地域でおはなし会のボランティアを長く続けておられる方々です。
 
「ミミズクさん」たちのおすすめの絵本と、参加希望者からリクエストのあった絵本と、全部で4冊の絵本を取り上げました。それぞれの絵本の世界に入り、楽しい時間を過ごしました。おやつ休憩をはさんでからは、初めて会った人がほとんどなのに、好きな絵本や歌の話など、大いに盛り上がりました。そして「また次回も開催しましょう!」と一致団結し、参加者全員で「ミミズクズだね」と笑い合いました。
 
それでは、今回取り上げた絵本を以下にご紹介します。それぞれの絵本の世界はそれぞれの絵と言葉があり、気持ちがあり、歴史があり、とても味わい深いものでした。
 

今回取り上げた絵本のご紹介



一冊目
『このほんよんでくれ!』
ベネディクト・カルボネリ/文 
ミカエル・ドゥリュリュー/絵
ほむらひろし/訳
クレヨンハウス 2019

絵本の続きが知りたくてたまらないオオカミと、絵本を読んでくれるウサギ、そして森のどうぶつたち。お話を読んでもらう楽しさが表現されている一冊。

 




二冊目
『さんねん峠』
李 錦玉/作 朴 民宜/絵 
岩崎書店 1981
 
「さんねん峠で転ぶと3年しか生きられない」それなのに慌てていたおじいさんは転んでしまいます。落ち込んでいるおじいさんとおばあさんのところに、少年トルトリが訪ねて語ったこととは?転んでいる絵や歌のリズムのおかしさも魅力です。小学校の教科書にも掲載されているお話です。
 



三冊目
『ルピナスさん』
バーバラ・クーニー/作
掛川 恭子/訳
ほるぷ出版 1987

「世の中を、もっとうつくしくするために、なにかしてもらいたい」 これはおじいさんからルピナスさんへ投げかけられた言葉です。少女からおばあさんへと年を重ねていくルピナスさんの生涯をたどっているようで、「わたしの場合はどうだろうか…」と自分を見つめたくなる一冊です。

 




四冊目
『ほしになった りゅうのきば』
蕭 甘牛/採話 君島 久子/再話 
赤羽 末吉/画 
福音館書店 1976
 
中国の民話。おじいさんとおばあさんのところで大事に育てられたサンは、裂けてしまった天(空)のせいで皆が不自由な暮らしをしている状況を何とかしようと力を尽くします。冒険物語であり、空や星の美しさを想うお話でもあります。今回はなんと、「ミミズクさん」がストーリーテリング(絵本なしで語って伝える方法)をしてくださいました!

 



ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。大人のための絵本の会は、次の企画を構想中です。子どもにはもちろん、大人にもおすすめの絵本がまだまだたくさんあります。季節に合わせて読みたい絵本もたくさんあります。
 
「気楽に」、「子どもに戻って」、「新たな発見も」をキーワードに、大人が絵本を楽しむ機会を大事にしたいと考えています。時には夜、お酒を飲みながら…なんてこともいいですね。

しばし大人の日常を離れて、絵本の世界に一緒に入ってみませんか。

読んでくださってありがとうございました。
 


絵本を読むハムスター


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