時間を気にせずゆっくりと

好きな番組の影響でクリスマスの夕食はエビチリにしていた時期があった。
もちろん味付けはCook Doにお任せで。←ここが本家と違うところ。

ここ数年、年末は時間に追われていたので、チキンでもケーキでもなく、ごく普通の夕食だった（と思う）。

週末の献立が思いつかないので、数年ぶりに食卓をクリスマス仕様にすることにした。

食べるものが決まっている国民的行事には、こういう時に救われる。

そういえば、その番組でエビチリともうひとつ『おにぎりの鶏包み』という料理があったなあ。

鶏肉とお米、幸せを呼びそうな組み合わせ。

のり巻きおにぎりの上に、醤油などで味付けして焼いた鶏肉をどーんと乗せて、『おにぎりの鶏乗せ』というのはどうかな。
野菜たっぷりの具だくさんみそ汁があれば栄養バランスも良さそう。

こんな感じでメニューが決まったので、早速食材の調達に出掛けた。

帰ってきて鶏肉の下味や他の家事を済ませたあたりでふと思った。

おにぎりの代わりに押し寿司みたいに四角い容器で固めて、その上に海苔を乗っけたほうが楽そうだし、何より見映えが豪快になるのでは？

料理は手間も大事だけど、自発的に楽しく作ることも美味しさの秘訣と思う。
楽しいズボラはいいズボラなのだ。
（※個人的な感想です）

そして出来上がった料理は予想通り見た目は豪快で、包丁で切り分けると四角い焼鳥丼になった。

具だくさんみそ汁に焼鳥丼。

クリスマスっぽくないけれど、食卓には豪快な料理が並び、お腹いっぱい食べて温まった。

時間を気にせず、献立を考えるところからゆっくり食事できたことが、今年のクリスマスプレゼント。

チキンとケーキは、また今度無性に食べたくなった時ゆっくり味わうことにしよう。