Vtuberと初音ミクの関係性
去年の夏頃に、「Vtuberは初音ミクになれないから失敗だね。」
という一部投資家の見解があったのを見た。
ごもっともだと思う。
というか、そもそもなろうとしてない。
その上なろうと思えば、実はあっさりとなれるんじゃないかと思ってる。
Vtuber達が立て続けに、バーチャルライブ(ミクさんのライブみたいなの)
やった流れからの着地解釈だと思うんだけど。
そりゃ客層も違えば推しも違うし。 同じレスポンスとキャッシュバックを期待しちゃダメですよ。いくら同じパッケージ(ライブ形式)でも根本のベクトルが違うんですよ。
「初音ミク」になれないではなくて、「初音ミク」ぽい事をしている。
と考えた方がいいです。
初音ミクは素人からプロまでのクリエイター達が作った物を共有しあっている独自の文化があるのに対して、Vtuberのライブはプロが作った完成品を披露しているのだと考えてます。
つまり、ファンからのレスポンスが全く違う。
Vtuberにもファンアートはあるが、それをどう受け取るかで変わると思うんですよね。
ミクさんの場合は相乗効果が生まれて、プロアマ問わず創作されてますが、今の印象ではVtuberの2次創作ってところで止まってるのだと考えてます。勿論全てのVtuberがそうするべきとか、一方的な話をしたいのではなく、
この一部投資家の見解に対する一意見です。
企業系Vtuberの場合は、利益を生む為という事は避けられない行動であり、その上で楽しいコンテンツを考えないといけない。
こうなると事業をする側と投資をする側での共通認識って取りにくいんだなと。
今ではミクさんも、沢山のVtuber達と一緒に活動する事が多くなってきました。
昨年夏に、初音ミクはVOCALOIDではなくなるという発表があった様に、初音ミクもまた、バーチャルシンガー(アイドル)という個体に変化した以上、Vtuber達との何らかの関係性も複雑になっていくんだろうなと思いました。