第27球 プロ野球の好きなところ（特別寄稿4）
皆さま、こんにちは。
このたび、選手会の企画に参加させていただくことになりました、4人組バンド“アネモス”と申します。陽気で楽しく、どこでも歌えるような曲作りをモットーに、そこまでのビッグヒットはないながらも、細々と音楽活動を続けております。
なぜ、そんな大物とは言えないバンドが登場したのかといいますと、実は僕らもすごく驚いていて、これを書いている今でもドッキリなんじゃないかとちょっと疑っているくらいです。
どうやら、選手会のメンバーに僕たちアネモスのファンの方がいらっしゃったようで、僕たちが野球好きということまで知っておられて、推薦してくださったそうです。ファンクラブの会報や雑誌のインタビューなどでたまに野球話をしているので、それを読んでくださったのかなと思います。めちゃくちゃうれしいです。
ということで、今回は僕たち4人がプロ野球の好きなところを書いていきたいと思います。ひとりあたり、何文字？ とりあえず書いてみようぜ！ ということで、それではどうぞお読みください。
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◇ドラムス アキラ（幼少期 野球やってました）
なんといってもホームランでしょ、野球は。あれは本当に盛り上がります。打った瞬間わかる当たりもいいし、え、そのスイングで入っちゃうの？ って当たりも僕はありです。ホームランにあこがれるのは、僕がホームランを打ったことがないからだろうなぁと思います。あそこまで飛ばせたらすっごく気持ちよくて、すっごく楽しいんだろうなぁって。もちろん、プロの世界ですから、ホームラン打てるだけじゃダメなこともあるだろうけど、僕はホームランでいつもパワーをもらってます。アネモスもバンドでホームランかっ飛ばしたいですねー。でも、音楽でホームランってどうなったらホームランなんだろう……。
◇ギター エイト（野球はほんの少しだけやってました）
野球はやっぱりピッチャーですよ。ピッチャーがちゃんと投げてゼロに抑えれば負けることはないんですから。でも、それが難しいからまたおもしろいんですよね。ビシバシ三振とったり、ゴロを打たせて抑えたり。点を取られない方法はたくさんある。今日のピッチャーはどんな球で抑えて僕たちを楽しませてくれるのか。僕はどうしてもピッチャー目線で試合を見てしまいますね。小さい頃ちょっとだけピッチャーやってたからなぁ。でも、マウンドに立っている姿って本当にカッコいいと思いません？ すげーなぁっていつも思います。僕もギターですげーなぁって思ってもらえるよう、精進します！ 曲作りも！
◇ベース ヒビト（実は野球よりサッカー少年でした）
野球のなにが楽しいって球場にいろんなものがあるからですよ。おいしい食べ物がたくさんあって、マスコットがなんか動いてて、綺麗なお姉さんたちが踊ってて、僕はビールとつまみでほろ酔い気分。試合だってもちろん見てますよ！ 僕、メンバーの中で一番球場に行ってますから！ 野球だけでなくサッカーの試合も見ます。僕はどっちも好きなので、誘われたらできるだけいけるようにスケジュール調整してます。特定のチーム推しというよりは球場やスタジアムの雰囲気が好きなのかなぁ。みんなが楽しんでいるあの空間ってすごく素敵だと思うんです。だからそういうところへいって、僕の音楽活動に還元できたらいいなって考えています。
◇ボーカル ロクヤ（球技は苦手です）
僕はとにかく、ボールを使って何かすることがめっぽう苦手なので、あんな小さなボールを投げて打って捕って……もう、プレーしているだけで尊敬します。前にメンバー全員で球場に行ったことがあるんですが、そこで僕がプレーのひとつ一つに感嘆の声を上げていたら、アキラとかエイトに感動しすぎだと言われてしまいました。でも本当にすごいなっていつも思うんです。だってあんな小さなボールをあんな狭いゾーンに投げて、さらに、そのボールをあんな細い棒（バット）に当てるんですよ？ すごくないですか？ テレビ観戦も良いですが、やっぱりあのすごさは現地で見たくなります。夢は球場での始球式と国歌斉唱なんですが、球技が苦手な僕がいるだけでもしかして不利かも……？ キャッチボール始めようと思います。
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同じバンドでも、これだけ野球の見方が違うんだなーと原稿を読んで思いました。音楽性も違ってくるんじゃ……と不安になったけど、もともとみんな同じ音楽性ではないので（だからバンドを組んだとも言える）、そこは大丈夫でした。
今回のエッセイを読んで、野球場までの移動中に僕たちの音楽を聴いてみようかなぁと思ってくださったそこのあなた！ すごくいい人ですね！ 明日きっといいことありますよ！
僕たちも野球の面白さに負けないくらい、楽しい音楽をこれからも作っていこうと思っていますので、バンド“アネモス”のこともよろしくお願いいたします。ちなみに今のところ、アルバムが3枚出てます！ どれもいい音してますので、ぜひお聞きください。
次回は野球選手のエッセイに戻ります。
僕たちも楽しみです！