Nコンで「勝つ」とは
審査員に選ばれるのと観客である高校生に選ばれる作品は違う。
この場合「高校生に選ばれる」は「Nコンで選ばれそうな作品だ」でなく「自分たちだったらこの作品を選ぶ」である。
Nコンの「高校生と放送」というテーマの特性上、メッセージ性がないと上位に進めない。どれだけ上手なコメディを作っても全国に進むのがやっとで終わってしまう。
私はNコンで勝ちたい。その気持ちは大いにあるけれどNコン向きの作品を作りたいわけでもない。ドラマって報道番組じゃないから視聴者に訴えかけることが目的じゃないし。
私の目標は、「高校生が目を輝かせて作品を観る」ことであり、社会に言いたいことを作品を通して表現することではない。
でもNコンで選ばれたい。全国に進みたい。
ということで私の備忘録に過ぎないがここにNコンテレビドラマ部門の作品を作るにあたって忘れたくないことを書き連ねていく。
(私が忘れたくないことなのであって一般論じゃないよ)
・なるべく演技をさせない
高校生が演技を上手くできるわけないので脚本は当て書き
・コメディーにする
シリアスにした方がNコンで選ばれやすいが当日流している場所の空気が地獄になることだけは避けたい(経験談)だからといって大滑りしたくもないがそこは周りの声を聴きながらつくる。
やらない後悔よりやって大成功!!(令和ロマン引用)
・愛されるキャラクターにする
なんやこいつって思いながらコメディーやってもウケない。親近感湧いたりプラスの感情がないと空気も悪いし笑いにくいはず。
・最初に制作意図をつくる
これを書かないと迷子になりながら最後でっち上げ制作意図が爆誕してしまう
・主人公は一人、多くて二人
8分尺の特性上主人公を増やすと情報量が増え一回観たくらいじゃ処理できずよくわからない作品になる。いろんなひとの人生という名のドラマ(やかましい)を追いたいのもわかるけど情報量をできるだけ少なくする。誰でもわかる作品をつくることを念頭に置く
・メッセージを少しは入れる
正直制作意図に書いておけば審査員は見てくれるのでOK。
ただ作品にもうっすら描いておかないと表現しきれてないって言われかねないから難しいところ。
今回の作品で入れたいこと
・コンセプトは「バッテリィズ」誰も傷つけないし誰かを笑顔にする。
・会話を大事にする
・野木亜紀子がNコンを書いたらの世界観
・MIU404のテンポ感(コメディとシリアスが交差するがスタイリッシュな演出)
これを踏まえて頑張っていく。