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舘岡誠二俳句集No10 俳誌「海原(令和5年3月号)」より
俳人「舘岡誠二」の作品を
毎回ご紹介させて頂いてます(^_^)
今回は現代俳句同人誌「海原」の
2023年3月号からです。
作品の投句と掲載までの期間が
三ヶ月くらいあるので、
季節がずれてしまいますが
お許しください(*^-^*)
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天馬にはならぬ老いても胡桃割る
オホーツク戦い目にした白鳥来
小春日や思い出すのは祝儀の座
気を張りて仏壇を拭く冬初め
冬満月こけし工人立ちどまる
舘岡誠二
舘岡誠二は私(佐藤詠子)の父なのですが、
先日秋田に帰省した時に
師である金子兜太先生から頂いたハガキの束を
見せてもらいました。
金子先生のお人柄がにじみ出ている内容
ばかりです。
先生とのやりとりのハガキも100枚以上あります。
先生がなくなって長い月日が経ちますが
舘岡誠二の胸中には
先生の言葉が生きているようです。
真面目な人です。
舘岡誠二の句碑です
秋田県八郎潟町にあります。
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舘岡誠二とは
20代から俳句を金子兜太先生の
「海程」にて学んだ。
激流の現代俳句の波の中で
己の作風を培ってきた。
現在は
現代俳句誌「海原」同人
八郎潟町俳句会「寒鮒」同人
現代俳句協会 名誉会員
現代俳句協会全国大会 特別選者
秋田県八郎潟町在住
昭和14年生まれ
83歳です。
秋田の地方新聞「湖畔時報」を長年、発行しています。
読んで頂いてありがとうございました(^_^)/
佐藤詠子筆
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