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採卵周期の流れ
卵胞を育てるために使われる薬を排卵誘発剤と言い、多くの種類があります。飲み薬のクロミッドやレトロゾール、注射のゴナールエフやフェリングなど誘発の強さや作用の仕方の違いがあります。
脳から卵巣に向かって出るホルモンにはFSHとLHがあります。卵胞を育てる時、主に働くのはFSHです。
飲み薬は脳を騙して卵胞が育っていないと錯覚させてFSHの分泌量を増やす方法で、注射は直接身体にFSH(LHを含む物もある)を入れ卵巣に働きかけます。
個人差はありますが、飲み薬の場合は2〜3個、注射の場合は10個前後の卵胞が育ちます。
方法によっては排卵誘発剤と一緒に排卵抑制のお薬を使うパターンもあります。
卵巣機能が落ちてFSHが高く卵胞が見えない場合はE2を入れることでFSHが下がり、卵胞が見えてから誘発をかけるといった方法もあります。
卵胞がある程度育ち排卵に向けての最後の成熟にはLHが必要になります。自然周期の場合はLHサージが起こることで成熟して排卵が起こります。
体外受精ではトリガーと言って点鼻薬や注射を使ってLHサージを引き起こし、排卵してしまう前に採卵します。薬を使ってから30〜36時間後に排卵すると言われています。
どの薬をどのくらい、どのタイミングで使うかはお医者さんの経験や病院の方針にお任せすることになります。
では、東洋医学的な視点からは採卵周期にどのように関わるのでしょう?
やはり、体質と血流が重要になってきますね。
身体から分泌されたホルモンやお薬の成分は血液によって作用するべき器官まで運ばれます。鍼灸で血流をよくすることでより早く、より多くのホルモンを届けて卵胞の成長を助けることができます。
マクロビオティックの観点からいうと中庸の身体は西洋医学的にみた標準的な身体に相当します。薬は標準的な身体の人に1番効果が出るように作られているので中庸になることでより良い効果が期待できます。
また、卵巣の機能が落ちてる場合や刺激に対して採卵数が低い場合には陰部神経に鍼で刺激を入れる治療をすることもあります。3周期以上続けることで採卵数が増えるといった統計も出ている方法です。
気になる方はご相談ください(^^)
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