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【書いてみた】54字の百物語

先日、『54字の百物語』(氏田 雄介 編著)を読みまして。
(その件は過去投稿を参照)
自分でも書いてみました。
これで大丈夫か分からない点が多々ありますが……
念のため申しておきますと、私は文系を狙うには国語がいまいち、、という学生でした(爆)
ので、正直一切の期待しないでいただきたい(真剣)

友達のA君
雪原の小屋

解説らしきもの

『友達のA君』
文字数の制限があるのでA君にしているのだが、筆者としては「影〈エイ〉君」にしたかった点を汲み取ってほしい。
昼は寸詰まり。
「僕」に「離れずに付いて回る」。
夕方になると背が伸びて、夕闇に溶けて消えていく。
友達は「僕」の影だった、、という話にしたつもりなのですが。
これがちゃんと読み手に伝わったのかは分からず、不安しかない(困)
そして、これも文字数の都合でこういう説明しか出来なかったのだけど、寸詰まりってのはあまりいい表現じゃない(さらに困)
でも夏の真昼の影は実に寸詰まりなのよ…おチビとか低身長とは、また違う(大困)
そんな友達・A君が「また明日」と言って消えるのが、幾分不気味でもあるかな……

『雪原の小屋』
ないない尽くしの、ナゾいばかりの超短編(自分で言った)。
吹雪が止んだ「静寂の銀世界」で、誰かが小屋を訪ね来て呼鈴を鳴らしたようだが、中からは誰も出てこない。
そういえば、小屋の周囲には足跡が無い。
風雪が止んだ後なので、訪ねてきた者の足跡は消されないはず。更には、呼鈴は風か何か、自然現象で鳴ったのではない(らしい、と思って欲しい)。
じゃあ鳥の悪戯とか?と思うと、鳥も見えない。
思いつく可能性を概ね潰したあとで、
「誰が誰を訪ねてきたのか。いや、そもそもここに誰か居るのか」
ひいては、
「もしかして、この世にあらざる者が、同じ立場でこの小屋に棲む者を訪ね来たということ?」
に、筆者としては持って行きたかった(切実)
上手く伝わったか、実際そう思っていただけたかは分からない(大困)

必要最低限の情報を入れながら短く短くまとめるのも難しいけど、54字ぴったりに収めるのも難しいし・・・更に、それでいて大なり小なり「怖っ」と思ってもらえるような話にするのも難しいですね……(総括)

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