今、自分の中でプチプチアニメ@Eテレがアツい
Eテレにて朝6:50~6:55に放映されていたCGアニメ「オトッペ!」が昨年度末で終了し、今年度この時間枠に入ったのが、それこそテレビがブラウン管だった頃に放映しててのタテヨコ比率が今時の横長テレビとはしっくりこない「プチプチアニメ」という5分アニメ。
まとめると「プチプチアニメ」だけども、制作者や作風・内容も実に様々。昔だからCGとか最小限で、クレイ(粘土)でコマ撮りとか地道かつアナログに作られたものも多い。
4月上半期はイモムシのニャッキを中心としたコミカルかつ時にシニカルだったりシュールだったりなクレイアニメ「ニャッキ!」(先頃100円ショップ・Seriaでグッズが販売され、もちろん買ったわよと:爆)、下半期は「ロボットパルタ」を放映中の模様。
当時ほぼ毎回視聴し、観てないストーリーなんて無いと思ってたけど…パルタ誕生の回は初めて見たかもと(汗)。
パパとママが、設計から始めて完成図を画き、部品を組み立てて、我が子を作る。ロボットの世界では、家族とはそういうものなのかもしれないと…
しかし何というか、何昔も前にしてだいぶ達観つか或る意味示唆的な内容ではなかったかと。
ロボットといっても見た目は様々で、パルタファミリーのようにカクカクで可愛い系もあれば、アナログ時計がモチーフな系統、細マッチョ系、ターミネーター風など、色々です。でも皆、自分たち夫婦と似たような子どもをデザインし作っていくというのが、実は重いなと。パルタの場合も、あまりに理想というか夢を詰めすぎて自分たちの姿とかけ離れたのを描いて却下された案もあったり…。やっぱ蛙の子はオタマジャクシだよと(笑)。。
で、画面のタテヨコ比率がブラウン管だなぁとノスタルジー気分で見ていたら…今朝の放送分は今時の横長テレビにしっかり嵌まってるなと。
こ、これは新作なのか…!?という驚き。
この2作以外にも、忘れられなくて、また機会があれば是非観たい作品が2つあります。
一つは、「ジャム・ザ・ハウスネイル」。殻が家の形をしたカタツムリのお話で、主人公の男の子・ジャムと両親、学校の先生や友達、そして小さな「弟」ピペ、最終盤にピペのおじいちゃんが登場し。
迷子のピペを見付けたジャムは両親の許に連れて帰るが、お母さんに「元の場所に返してきなさい」と言われてしまう。ピンチのジャムを体を張って助けたことで、ピペは弟として一家に迎えてもらえることに。
それから、兄弟はいろんな出来事や出会い、別れを経験し。
学校での演奏会、「これじゃ演奏できないよぉー」とピンチのジャムを助けたのはピペであり…まさかの作戦、息の合ったパフォーマンスで見事演奏しきったのです。
名前忘れてしまったけど、ちょっと素直じゃない感じの女の子カタツムリが出てきたんですよね…当初ジャムも「なにコイツ」みたいだったのが分かり合えて…でも別れの時が訪れて、、てな、ちょっと切なくて甘ずっぱい話だったかと。
「ピペ」「ジャム」くらいしか喋らなかったピペが、村?にやって来た祖父と再会し「じいじ(は)、一人(だから)」と祖父に付いていくと決めてジャムに別れを告げ、ジャムは「ピペなんて、ピペなんてー……元気でなー!!」みたいな感じで、離れ離れになるのは悲しいし悔しいけれども、それでも弟分の幸せを願うのだなと・・・。
ンン年前の記憶だけを頼りに書いてるから細かいとこ違ってるかもですが(汗)。
もう一つは、派手なギャグまんがをCGアニメにしたらこうなった、と言えるんじゃないかな「ビーナッツ・ブラザーズ」。私が知るのは第三話まで…それ以降が存在するのかは分からないけど、あるなら真剣に観たい(切実)。以前放送された第一~三話もまた観たい。。
おたずねもの的にワルい感じのビーナッツ・ブラザーズは、よく食う物に困っては何処かから食べ物をくすねようと食べ物を探し、望遠鏡で「うお、食い物!」と見付けては信じられない量のヨダレをそれこそ滝のように流し。
捕まりそうになっては逃げると…
演出が極端なところとか、ノリがアメコミ的といえるかも(偏見ではない。多分)。
小難しいこと考えるでも、しんみりするでもなく、ただただ荒唐無稽ワールドに笑わされて終わるという…こういう路線もいいなと(笑)。
以上、今時の人には分からない話でした。
昔の話ついでにもう一つ、NHK教育テレビのなつかし番組について書いていいですか。
私、たぶん20世紀末だと思いますけど、その頃放映されてた「音楽ファンタジーゆめ」という番組が好きで、自分で録画するだけでなくVHSビデオとしても何本か買いました(時代…orz)。
当時まだ出始め感のあったCGアニメ×斬新アレンジのクラシック曲。
CGにテーマというか物語というか起承転結があり。チャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番でのCGアニメがやたら世界観尖ってて、オチまで抜かりなしという感じだった…(一家が地球儀を回して「ここ!」と決めては家族旅行に出掛けて、行った先々で持参したお弁当を広げて食べて、現地でお土産を買って帰宅という…んで、それが何度か繰り返されて「次はどこへ行くのか」と思ったら、いきなり家からロケットが宇宙へと…。飛行機で十何時間かかるようなところでもトランクに詰め持参した弁当食べてる謎一家…orz)
ベートーヴェンの悲壮ソナタがタンゴ風にアレンジされてたり、バレエ音楽「コッペリア」のワルツ(3/4拍子)が4/4拍子になっていたり。
現在だいぶダイバーシティやSDGs教育な番組が増えた感じで、それも必要なものではあるんでしょうけど、こういう音楽とかストーリー的なものも「豊かな心・想像力」を育てるには必要じゃないか・・・と私などは思うのですがね。。。