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『キューピット・パラサイト』感想


☆あらすじ


オシャレな街―口サンヨークに本社を構える大手結婚相談所<キューピット・コーポレーション>。幸せな結婚を夢見るロサンヨーカーたちの縁結びを手伝うトップ・ブライダルアドバイザーのヒロインには、誰にも言えない、トップ・シークレットがあった―。それは…人間界に諸般の事情により、降臨してきた本物のキューピットであること!社長から言い渡されたのは、社内でも有名な厄介な会員5人[Parasite5]を成婚に導くこと。面談、セミナーを重ね、アドバイスをしていく中で、会社の宣伝も兼ねた婚活シェアハウスTV番組〔PARASITE HOUSE〕への出演が決まり、彼らと共同生活を送ることに―!?本物のキューピットであるヒロインさえ、手を焼く彼らとは?前途多難で予測不能な、女神×婚活ラブコメディーが、今はじまる―。

☆スタッフ


・ディレクター: 吉村文悦さん
・イラスト: ユウヤさん
・シナリオ: 吉村りりかさん

☆MUSIC


・OP:「恋はあせらず」 The Bicatsさん
・ED:「magic hour」 The Biscatsさん
・メインテーマ:Cupid Parasite

☆主人公


・リネット・ミラー


<キューピット・コーポレーション>のトップ・ブライダル・アドバイザーであり、本物の恋の女神・キューピット。父・マーズ神と、仕事のやり方(キューピットの矢の使い方)の意見が食い違って親子喧嘩をし、自分の考えを認めてもらうために、叔母・ミネルヴァ神の助けを借りて、人間界に降臨してきた行動力のあるタイプ。最近のマイブームは、神界から一緒にくっついてきたらしき神獣“ちーちゃん”の角と角の間に流れている微電流をマッサージ機として使用すること。
仕事熱心で真っすぐな所が好きだし、結構積極的なところもあってさすがCERO D~ってなった。本物のキューピットなんだけど、キューピットには寿命があって、恋をしないとそのまま消えてしまうっていうのが途中でわかって、まさかこゲームにおいてそういう設定があるなんてと思った。その前は天界の天使として過ごして、その対の存在がアランだったっていうね。その中からキューピットとして選ばれた時に天界の記憶を消されてたっていう主人公ちゃんでした。

☆攻略対象と感想


・ギル・ラヴクラフト (CV.木村良平さん)


雑誌・本や、ニュースサイトの編集を担当するフリーエディター。2年前の失恋を吹っ切るために<キューピット・コーポレーション>に登場するもつい全てを失恋相手と比べてしまい、厄介会員[PARASITE5]の仲間入りに。失恋相手とは、大学時代の後輩&ルームメイトであったヒロインの事で、世間知らずな彼女(人間界に家出した直後だったため)を献身的に支えていく内に好きになったが、気持ちに気づいて貰えず失恋+ルームシェアを解消。今回、自身の担当アドバイザーとしてヒロインに再会した事で、止まったままだった恋が動き出していく。
リネットのことずっと好きだったのはいいけど、いかんせん重い、怖い…。ギルの愛は私には受けとめられなかった…。ギルの√やって、やっぱり私は攻略対象の好感度が0かマイナスかぐらいが好きなんだろうなと思った。もしくは、その感情を最後まで隠していて露骨でないか。待ち合わせ一時間前に着いたとか赤いバラの花束とか…怖かったです…。リネットが人間界に来た時頼りなくて「守ってあげなくちゃ」はその時はいいけど、リネットはその頃から成長しているんや…のお気持ちだった。だから途中で夢に向かって頑張ろうってなったのは良かったけど、やっぱり世界がまだリネット中心すぎて感情移入できず…。ギルが憧れの会社に入社できて良かったけど、それで忙しくなったギルに寂しくなるリネットの姿にあ…もう共依存か…ってなったよね。いつの間にか車を改造してリネットを助けるために天界に行くっていうトンデモ展開があって笑ったw。空をドライブしながらっていうのもどういうこと?って思いつつも、もうツッコミは忘れました…。最終ギルが実家を継ぐことになってここでも社長夫人になるのかー!ってなった。

・シェルビー・スネイル (CV.KENNさん)


<キューピット・コーポレーション>の創業者にして社長。世間的には愛妻家として広く知られているが、実は独身。そろそろ結婚しないと辻褄が合わなくなってきたため、今回秘密裏(匿名希望&秘書による代理婚活)に、自社で婚活する事を決意し、「昇格したい」と豪語していたヒロインに話を持ちかける。常に地位の向上を追い求め、SSランクでいる事を良しとするストイックさで、仕事中心のライフスタイルを形成している上に、恋愛感情は非合理的だこと感じている一面がある。
結構好きな√だった!過去のトラウマからSSに執着してる。ていうか、SSじゃないと自分の存在意義がわからない人なんだろうなって思った。リネットが奥さんのフリをするっていうのが良かったし、それをリネットが言った時、「…お前の気持ちはどうなる」って言われて、え!?そんな事言えちゃうんだ!?って思った。社長が初心で可愛いかったです!2人の関係性がどんどん曖昧になってきた時に社長が言った「なあ、リネット。―この映画の終わりは、何だ?」がかなり好きだった。それから同窓会に行った社長が女の子に囲まれているのを見て「私だけ…、馬鹿みたい。あんなに、好きだったのに」ってなったのが…胸が締めつけられて…。まさかのオーウェンがマーズにあやつられていて社長に銃を向けた時、まさかの社長が銃を吹っ飛ばしたのすごかったなw。「私の、妻になって欲しい。代理じゃない本物の妻に。―いいか」からのご結婚おめでとうございました…好きでした…。

・ラウル・アコニット (CV.八代拓さん)


迫力のあるアクション演技と甘いルックスにより、数々のヒット作に起用される、女性に大人気のムービースター。初の恋愛映画への出演が決まった事で、リアルな『恋愛の演技』が出来るか心配した所属事務所によって、恋心勉強のために<キューピット・コーポレーション>に登録される。神に助けられた経験から、神話研究考察が趣味となり、口を開けば神々の話ばかり。そのため誰とも話が噛み合わず、厄介会員〔PARASITE5〕の仲間入りに。
あの…落ちる予定なかったんだけど…好きだった…。共通ではめんどいし、口閉じろって思ってたけど個別がすごく良かった。まさかのアレキサンダー大王の生まれ変わりで叔母さんに洗脳?されてましたね…。ていうか叔母さん味方と違うかったんかいって思った。序盤で流されるまままさかのワンナイトしてびっくりしてしまったよ…。でもワンナイトの後いつも通りなリネットに(…普通はもっと、変わるんだけどなー…)ってなってて女慣れしている男が違和感を感じるの好きだからニコニコしてしまった。リネットの事を「先生」って呼ぶのも可愛いくて好までした…。「―彼女には、軽蔑されたくない。だからもう、手を出しちゃ駄目だ」とか「本当はキスしたいし、一緒に寝たい。一晩といわずずっと傍にいて欲しい」っていう言葉が好きだったよ…。一番好きだったのがラウルのマネージャーがもうリネットがいなくても大丈夫ってなって勝手にもう来なくても大丈夫ってなった時、「―勝手な事しないでください!どうしてオレに相談しないんですか!?」ってラウルが声を荒げたシーンです。出会いと忘れが表裏一体の人間が別れの寂しさを知るの大好きなんです…。とはいえやっぱりキュピパラはキュピパラで突然インディー・ジョーンズ始まって、マンティコアとパンクラチオンで戦ったりところどころ意味不明だったし、アレキサンダーと人格が入れ替わって世紀末になった時もあったけど、いい√でした…。全部丸く収まって、あんなに節操のなかった男が抱きしめてもいいかとかキスしていいかとかいちいち確認してくるのが、好きでした…。お風呂のスチルがえっちくて刺激的でしたね…。リネットが女優もやるようになったのとかレッドカーペット歩いているのが、人生わからないものだなあって思ったよね。

・螢彩院・F・琉輝 (CV.榎木淳弥さん)


有名男性服ブランド『KEISAI:IN』を展開する螢彩院一族に生まれ、自身も「Ryuki』というブランドを立ち上げた、優秀なファッションデザイナー<キューピット・コーポレーション>で成婚した姉により、勝手に会員登録されたため、結婚への意識は非常に“低い”が…美への意識が非常に“高い”。外見の偏差値が低い人を認識できず、過去の担当のアドバイザーとも会話が成立しなかった為、厄介会員[PARASITE5]の仲間入りに。共感覚―シナスタジアを持ち、物や人に対して色が見える事からカラーコードのみで返事をする時がある。乾燥防止のために、マイミストを持ち歩いている。
声の違う神楽亜貴でしたね…。自分の信念とかプライドを持っている男、もちろん面倒なところもあるけど、私は大好きです!!犬の名前が花楽だったのはさすがに笑ったw。そして料理が得意で雷が苦手なのもギャップと可愛さが…。停電した螢彩院くんの家で一緒に毛布入ってキャンドル灯すスチルが好きだったな…。ウェディングドレス褒められた時の「…ほんと?」が可愛いすぎた。ギルがリネットに「好き」って伝えた後の「…あいつを選ぶなよ」がもう…等身大で…可愛い…。「…僕の事、男だって認識してくれたかな」って「年下」ってことに引け目を感じているからこそのお悩み…可愛いね・・・。リネットが誰かと結婚するって勘違いして、「その結婚、待ったーッ!」って教会に飛び込んでくるの、ベタだけど好きなシーンだった。螢彩院くんが20歳になって誕生日を迎えたからもういくらでもリネットに手を出せるね!。指輪も作っているの、最高だった。

・アラン・メルヴィル(CV.古川慎さん)


9番街に店を構える高級枕店『ラグジュアリー・ピロー』で働く技術者。お客様の要望に合わせたオーダーメイド枕は快眠できるとセレブ女性に人気。結婚に興味があり<キューピット・コーポレーション>に登録したと言っているが、その本性はなんと本物の悪魔<インキュバス>。何故婚活しているかは不明だが、なにか別に目的があるようで―?想い人がいる女性会員や、恋人がいる職員に“いい夢、見させてあげる”と口説き、最終的に略奪してしまう為問題になり、厄介会員〔PARASITE5〕の仲間入りに。
リネットの対の天使でリネットを消滅させないために色々手引きしようとするのがさあ…!しかも400年ですよ!400年!待ってたの!!めちゃくちゃ軽い男をやってたくせに…。いやそう演じていたのかもしれないけど。「…だから、守りたくなる。本当なら俺なんかが近寄るべきじゃないって分かってるのに…」とか…。こういう重さが好きなんですよ!リネットと一緒にラババン作るシーンも微笑ましかった。雨に打たれたあと「でも、駄目だ。たとえ、天罰が起きても…―キミが欲しい」からの「じゃあ私たち、初めて同士ね」「っ…。うん、そうだね」ってこのやりとりなんぞー??好き。アワーハニー呼びからマイハニー呼びに変わるのも良かったです!!あのアランが!いやまあたり前なんですけど、「嫌だ!キミを消滅させたくない!生きていて欲しいんだ、頼むから…!」って言っちゃうのが…良かったです。「私は、私を誰にも渡さない!」なリネットもかっこ良かったです…。落ちていくアランをつかまえるリネット最高でしたね…。「キミと、夫婦になりたいんだよ」からの「アラン。…私を、貴方の奥さんにしてください」「うん。…俺を、キミの旦那さんにしてください」で震えた…。極めつけは「…今度こそ、本当に“ずっと一緒”だよ」ですよ…。幸せになって下さい…。こりゃあたくさんのオタクが落ちるわけですよ。

・ピーター・フラージュ (CV.岡本信彦さん)


婚活シェアハウスTV番組『PARASITE HOUSE』のアシスタントディレクターとして雇われているようだが、カメラを逆に持ったり、電源コードに引っかかったりと、少々ポンコツな部分があるミステリアスな人物。見た目がナイスな事から、番組を通して彼のファンも増えている模様。
ピーターでもありジュピターでもありちーちゃんでもありっていう色々なのに変身してた。私白髪好きなので、多少ヘタレでも神の姿の堂々とした感じ好きでした。ちょこちょこ伏線があったジュノーの失踪みたいなのも回収されてて良きでした。しかもリネットが大学生の時から始まるのも面白かった。キューピット・コーポレーションでジュピターと一緒にインターンやるっていうのもそういう始まりなのか~ってなった。「本当はずっと…お前が気になっていた。どんな声で話すのだろう、と…。初めて声を聞いた時、どれほど嬉しかったか」とかめっちゃくちゃいい台詞もあったんだけど!それより何より!突然出て来たゼウスが!私の!!最推しです!イケメンだし愛に飢えているし…ゼウスお兄様最高だよ…。愛を求める余り皆自分を愛するべきだと思っている傲慢なところもキューピット嫌いなところも…攻略させてくれ…。そんな私の推しがパラサイト6のすっごい力によってプリキュアの敵かの如く倒されるわけよ…。そしてリネットが新しいジュノーになってめでたしめでたし…と。いやいいけど!ジュピターの√だからいいけど!ゼウスお兄様戻ってきて…。

☆総評


めちゃくちゃぶっとんでいるのにストーリーが破綻していない不思議…。世界観もポップでキュートで鮮やかで可愛いかった。プレイ前、推しが全く予想できなかったんだけど、結局存在すら明かされていなかったゼウスお兄様推しになるっていう…。そして消されるっていう…。なんとか攻略できませんか…?FDで…。せめて存在だけでも明るみに出して…。ラウルも推しだけどお兄様それを超えてきたから…。これの前にやっていたのがピオフィ1926だから温度差すごくてずっと笑ってたw。CERO Dだけあって(?)下ネタすごいし、ワンナイトかます男いるけど、まさか切ない話もあるなんて誰が予想できたであろうか…。リネットの寿命設定があるのも意外で、だからこそ楽しめたのかも。底抜けの明るさじゃない感じ。

☆攻略順


シェルビー→螢彩院くん→ギル→ラウル→アラン→ジュピター

☆CERO


D(17才以上対象)

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