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私の偏愛アイテム#4
僕は1年の中で一番着る回数が多いトップスはシャツですが、その中でも群を抜いて長らく気に入っているのがこの偏愛アイテム。
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スウェーデン軍の白いロングシャツです。
古いコットンの生地で少しガサつきがありますが、着倒すと柔らかく、でもハリのある生地に変化します。
所謂グランパシャツと同じ形ですが着丈があまり長くなく、しかも白なのでかなり汎用性が高い。
ジャケットを羽織ったときにも程よく裾が出ますし、小ぶりの襟も邪魔しないです。
用途的には医療系かパジャマのどちらかかと思われます。
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ボタンはおそらく古いベークライト。
前立てには2つしか付かず、幅が広いのも面白い。
スウェーデン軍は縫製も綺麗ですね。
実用的でシンプルなものや、北欧デザインのような迷彩柄など、名作と言えるアイテムも多くあります。
特徴的な緑色や水色も素敵ですよね。
お国柄、酷い縫製の軍もしばしばあります。
洋服を作る技術が遅れていたり、裕福ではなかったりと様々な理由からギリギリ…着用できるようなものまでありますが、反対に言えばそれがヴィンテージとして成り立つこともあるので悪いわけではないと思っています。
ある意味ではロストテクノロジー的な感覚。
今では真似して作っても機械も違い、その雑さまで復元は不可能かと思います。
古着は限りある資源です。
特に古いものは大切に大切に着ていきたいですね。
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