ボクシングは心臓に悪い!
ボクシングの観戦がこんなにも心臓に悪いとは思わなかったですね。
今や世界トップに君臨する井上尚弥選手と、悪童といわれていたネリ選手。
いずれも強いのですが、私は尚弥選手が7RくらいでKO勝利を予想していました。
ところがふたを開けてみると、1R、尚弥選手には探るようなそぶりは少なく、ちょこちょこダメージを当てていました。ネリは探るように左ジャブで様子を見ます。ところが、打ち合いになった時にネリ選手のコンパクトな左フックが尚弥選手に直撃。初のダウン!井上選手がキャンバスに倒れる姿を見て、僕はアパート中に響き渡るような声で「うそやろー!」と叫んでしまいました(近所迷惑)
その後はいつもの尚弥選手に戻り、興行的な(?)パフォーマンスを入れたり、得意の(?)ノーガードでの挑発もあり、安心しました。
井上選手は試合後、「1R目のサプライズ、たまにはいいでしょ」と宣う。いやいや、心臓に悪いからほんとやめてくれ、と思いましたね。でも三十数年目の日本でのボクシング大会、実施に至ったのは尚弥選手の活躍の寄与するところが大きかったのかな、と思います。本当にいい試合を見せてくれました。尚弥選手にはゆっくり休んで頂きたいですね。
後は武井由樹の試合も心臓に悪かったですね。序盤から手数の少なかったマロニー選手でしたが、後半になってもそこそこの手数で終ってしまいます。6R目くらいから武井選手の左ボディと上下の打ち分けを嫌って、攻めあぐねているようでした。11Rでも大きな巻き返しはなく、プロ9勝目でタイトル隔日か、と安心しました。ところが12R,のこり2分くらいから、武井選手のふらつきが見られます。何とかこらえて残り50秒のところでは、立っているのがやっとという状態でした。私は武井選手の取ったラウンドの方が多いと思っていたので、立て!立ってくれ!と願いました。すると、フラフラの武井選手にラッシュをかけるマロニー選手何とか対応して、最後までたち続けました。本当に心臓に悪いですね。武井選手もおめでとうございます。