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「考察」って何なんだろう

最近は特に「考察」という言葉を色んな所で聞きます。

考察って物語のその先のことを予想、予測したり、散りばめられた「伏線」から物語の意味合いとか隠された言葉を見つけ出す。
みたいな。

2次元のオタクなら「考察」見たこと、聞いたことある人いると思います。
最近よく聞く所で出すと
・漫画
・アニメ
・小説
・ドラマ
・ボカロ
・ストーリー性のあるソシャゲ
etc..…

そして貴方は「考察」って何なんだと思いますか?
もっと言うと「考察」と「妄想」の違いとか、
どこを基準にして「考察」と言うのか
どこから「考察」と言っていいのか

前に私の界隈は民度が低いと話したと思うんですが、その人たちがよくTiktok等の編集動画を出していて、そこで「○○説」「○○の都市伝説」と書かれた動画
ハッシュタグには「考察」の文字があるんです。
でも動画の内容は大きく分けて3つ
・ほぼ妄想
・安直な考え
・物語をしっかりと理解していない

「ほぼ妄想」はありもしない、読者の「こうだったらいいなー」を描いただけ、本編の内容はガン無視、本編の設定とどう考えても矛盾する考えを平気で述べる

「安直な考え」は今までこうだったから今回もこうなんじゃないか、と言う考え
その考えは強ち間違っていないが、やはり本編の設定と矛盾した内容が多い
その「今までこうだったから今回もこうなんじゃないか」という考えだけでそれ以外の要素は全く考えていない

「物語をしっかり理解していない」これはそのまま。本人の読解力がほぼ皆無な為、
「はっ、もしかしてこれこうなんじゃない!?本当じゃん!!私天才!!」
といった感じで物語上でははっきりと「○○は○○」とは書かれていないけれど描写から考えれば分かるような内容を理解しておらず、これってこういうことなんじゃない?と当たり前のことを「考察」として話す

これって「考察」と言うのでしょうか?
そもそもどこからが「考察」なんでしょう

私は考察が好きで、元々私自身物事を深く考えるところがあって、特に「好きなこと」なんかもっともっと深く深くまで突き詰めていくんです
パズルゲームやナンプレ等も好きで埋まった時の爽快感も気持ち良くて、

言わばパズルでいう「伏線」が周りのパズルのピースで、そのピースにハマるように周りのピースの凹凸をしっかり理解して考えて、時にはパズルのピースを回してみたりして。
それで自分の中でピタリとピースが当てはまった時は感動です。

でも勿論公式からそう言われてる訳では無いので後の内容の展開で答え合わせをする訳ですよ。

その考察した時じゃ分からなかった
実は隣のピースの凹凸が足りなかったりとか、
答えをはっきり言われた訳では無いけれど私が考えた考察がその先の展開とピッタリ一致するとやっぱりねって嬉しくなるし、
急展開で違和感はないけれど実はピースを裏返して使うんですよ…みたいな「え、そんな方法あっていいの!?」ってびっくりするようなこととか、

そういう、頭の中でピースを当てはめていく時からその後の公式からの答え合わせの時までの時間が私は大好きなんです。

だから私は考察をする。
物語の設定と世界観と伏線に沿って、出来る限り違和感なく。

でも周りはそうじゃないみたいなんです。
「考察」する時間を楽しむのではなく、
「考察で色んな人と意見を交換」することが楽しくて考察する人が多いんです。
そういう人って大抵「その考察が当たっているかどうか、その考察で物語が今後どう影響するか」等はあまり興味がなく、どちらかと言うと、「仲間で意見を交換し合い、話し合う。考察を通じての仲間との交流」が好きな人が多くて。

やっぱりそういう人って私とどこか違うんです。

自分で考えた考察じゃない。よく言われていることを自分の意見を少しだけ交えて言ったりとか、

やっぱりさっき言ったような「ほぼ妄想」「安直な考え」「物語をしっかりと理解していない」この3つをしていたりとか、

公式で答え合わせがされる頃には既にそのことについて考察したことさえも忘れてしまっていたり、

どこか考えが甘かったり。

私がよく聞いたり見たりする考察はやっぱりどれも似たようなものばかりで。
どれもどこか考えが甘い所がある。


「考察」自体が好きな人はやっぱり少なくて。
気付くとブログのアカウントごと消えてたりとかしたりもあったりするし。


「考察」自体が好きな人の考えをもっともっと私は知りたいだけなのに

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