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楽しいという形容詞
こんにちは、Mulanです。
フリーのキャリアコンサルタントで、学生や社会人のキャリア支援をしたり
時々、講師として研修をしたりしています。
さて、仕事始めの昨日は「無心の仕事」でタスクを片づけ、年末年始のお休みモードからのウォーミングアップも完了。
↓昨日の投稿です(^^♪
そんな私の今日は、朝から面倒な連絡があり、その対応に時間を取られ、
それがひと段落ついたと思ったら、また別のこれまた面倒な案件が飛び込んできて・・・といった感じで、なかなか業務に集中できないそんな1日でした。それでも、今日やっておきたかった来週の研修の準備は無事できたのでホッとしております。
で、今日のタイトル「楽しいという形容詞」
今日、ニュースで石破総理の年頭記者会見の様子を見ました。
この会見の中で、石破総理が以下のように話されたんです。
これからは一人一人の人たちがそれを実現する、「楽しい日本」を目指すべきだ ~途中省略~ それでは、「楽しい日本」って何なんだろう。強さ、豊かさといった先人の皆さん方がつくり上げた偉大な功績の上に、世界平和の下、全ての人々が安心と安全を感じ、信じ、多様な価値観 を持つ一人一人の国民が、今日より明日は良くなる、そのように実感をし、自分の夢に挑戦し、自己実現を図っていける、互いが大切にし合う、そういう活力ある国家であると考えております。
この会見を聞いて私は「楽しい日本」総理大臣が年頭の会見で”楽しい●●”なんて表現をするようになったんだと隔世の感がありました。
私の前職は証券会社で人事、主に人材育成の業務に従事していました。その会社には2008年から2017年まで9年ほど勤務していたのですが、入社して3年目ぐらいのタイミングで、親会社から副社長がやってきました。
彼は伝説の営業マンと語り継がれるほどのやり手。ただ、自分ができる人だけに、部下にも非常に厳しい方でした(今ならかなりのパワハラ上司(笑))そんな副社長が赴任早々、社員全員と面談をすると言い出されたんです。
そんなわけで、副社長との面談当日。
人材育成の担当ということで、業務の内容などをヒアリングされたのですが、その中で、言葉の端々までは覚えていないのですが「今の仕事で大事にしていることはなに?」みたいな質問をされたんです。
で、私は「若手社員のみならず社員皆が、仕事を楽しめるようなそんな組織にしたいと思っています」と答えたところ、その副社長は
「フン」と鼻で笑ったのです(・_・;)
そして「仕事はね、楽しいなんてもんじゃないんだよ(苦笑)」と呆れたように言われたんです。
そんなことを言われた私はとっさに言い返す勇気もなく、今から思えば恥ずかしいのですが、愛想笑いをしてその場を受け流しました。
しかし、面談が終わった途端、沸々と怒りがこみあげてきて、同僚に「フンって鼻で笑われた!!!なんなんあの人!ほんと、今の若者のこと全然わかってない。楽しく仕事ができる状況にしてこそパフォーマンスが上がるのに!」と熱く語ったそんな思い出があります(笑)
翻って今回の石破総理の会見。
「楽しい日本」かぁ。楽しいという形容詞を総理がこんな風に使う。そんな時代になったんだなぁ~と価値観の変化にちょっと嬉しくなったというお話。
あの、副社長。石破総理の会見、見たのかな?「楽しい日本」って聞いて
鼻で笑ってたら・・・ウケる(≧▽≦)