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YouTubeチャンネルを売却しました!

タイトル通り、先日まで運営していたYouTubeチャンネルを法人に事業譲渡しました。開設から3ヶ月で収益化し、1年以内に売却というスケジュール感です。

「YouTubeチャンネル売却した!」と友人に報告すると、「え、YouTubeって売れるの?」「どれくらいで売却できるん?」とよく聞かれるので、今回は「YouTubeチャンネルの売却」についてnoteにまとめることにしました。

友達とのLINE

YouTubeチャンネルを収益化するTipsについて知りたいという方は、こちらのnoteをご覧ください。

そもそもYouTubeチャンネルって売れるの?

YouTubeチャンネルを売却することは、特に問題ないとされています。YouTubeのガイドラインにも、アカウント売買を禁止する内容は記載されていません。

YouTubeチャンネルを移行するには、個人チャンネルからブランドアカウントに変更する必要があります。方法はYouTubeヘルプに記載されていたり、作業工程を動画で解説している方もいるので、そちらを見ながら移行作業をすると簡単にアカウント譲渡ができます。

ちなみに、X・Instagram・TikTokもアカウントを売買できます。余談ですが、運営していたInstagramアカウントの1つを売却手続き中なのですが、契約書を交わした直後から相手に飛ばれ、連絡がつかなくなりました(涙)アカウント売買はスムーズにいくケースもあれば、このように時間がかかるケースもあります。Instagramの売却についても、タイミングがあればnoteにまとめられればと思っています。

YouTubeチャンネルの売却価格

早速、気になるYouTubeチャンネルの売却価格についてです。

YouTubeチャンネルの売却価格は、下記の式で計算します(※2024年現在)。

売却価格 = 月平均利益 × 12ヶ月

例えば
・月間広告収入:35万円
・外注費:5万円
この場合、
利益30万円(売上35万円-経費5万円)×12ヶ月 = 売却価格360万円
という計算になります。 ※あくまで目安です。

アカウント売却価格の計算例

12ヶ月というのはあくまで目安で、チャンネルのジャンルや属人性がないかどうか、今後の伸びや展開に期待できるかなどを総合的に判断して決められます。演者に依存しているチャンネルであれば、引き継いだ際に再生回数が減少する可能性が高いため、その分を割り引いて計算します。そのため、チャンネルによっては、×6ヶ月ということもありえます。

一方、広告収入以外でマネタイズができていて、マニュアルを用意があって引き継ぎができる場合は、その分を加味して割増した金額を売却価格にすることができます。もちろん最終的な金額は、買い手と売り手が交渉を行い、両者納得のうえで決めることになります。

ちなみに、そもそも売却するかどうかの判断については、今後も伸びが期待できそうであれば、継続して運営した方がいいと思いますが、他の事業に集中するためのリソース確保であったり、資金調達という理由で売却を考えるのもアリだと思います。

YouTubeチャンネル売却方法

売却先を見つけることさえできれば、売れます。売却先を見つける方法は、大きく2つのパターンがあります。

オフライン活用

1つは、知人や友人、取引先に売り渡す方法です。私の知人も、友人からSNSアカウントをいくらかで引き続いだと言っていました。知人や友人の場合、相場価格より安くで売却するケースがあるかもしれませんが、上記計算式などを用いて適切な価格を提示してあげましょう。また売却後も連絡を取りやすい関係性なら、軌道に乗るまで運営方法などのサポートもしてあげると良心的です。

オンライン活用

2つ目は、ネット上に売りたいアカウントを公開し、買い手を募集する方法です。周りに買い手がいない場合、M&Aサイトを利用すれば買いたいという方がおのずと現れるため、そこから交渉し売却先を決めることができます。

私の場合は、M&Aサイトを利用して売却しました。ここからは、M&Aサイトを利用して売却する方法と利用するメリットについてご紹介できればと思います。

M&Aサイトでのアカウント売却方法

アカウント売却の流れを図で示すとこちらです。

アカウント売却の流れ

では、詳しく説明していきます。

M&Aサイト掲載

結論、流れはメルカリに似ていて簡単です。まずM&Aサイトに登録します。そして自分と似たジャンルのアカウント紹介ページを確認します。アカウントの説明文や売却価格を参考に、自社アカウントの説明文を書き、売却価格を決定します。

売れやすくするTips

ここで売れやすくするTipsを紹介します。

①アナリティクスの画面録画を添付
アカウントの広告収入のエビデンスやアナリティクス情報をスクショで撮っておき、掲載ページに資料として添付しておくと、その後の交渉がスムーズになります。画像でも問題ないですが、アナリティクスの画面録画を添付しておくと信頼度が増すのでおすすめです。理由としては、画像だとPhotoshopなどでいくらでも加工することができるためです。画面録画は加工が比較的難しいので信憑性が増します。

②仕組み化と売却後のサポート
買い手にとって、大金を支払ってアカウントを買った後に、運営がきちんとできるのかというのが1番の懸念点かと思います。その懸念点を払拭するために、下記のことを付加価値として提供すると、より安心して買収ができると思います。私も実際に上から4つを買い手に提供しました。

・運営マニュアルの譲渡
・サムネイル用のテンプレートをIllustratorやCanvaのデータで譲渡
・動画編集用のプロジェクトデータを譲渡
・外注している場合は、外注マニュアルの譲渡と外注先の引き継ぎ
・必要であれば、運営サポート期間を設ける

提供すると喜ばれるもの一覧

売買交渉と事業譲渡契約

無事にM&Aサイトに掲載ができ、丁寧な説明文と適切な価格であれば、複数人から交渉依頼が届きます。買い手とのメッセージのやり取りは、アカウントの状態確認に関する質問や値下げができるかなどが大半を占めます。ここもメルカリと似ていますね。そして交渉が成立したら、契約書を締結します。ドキュサインなどの電子契約書を使うことができるので、郵送は行わずに署名ができます。

入金とアカウント譲渡

契約書の締結が完了したら、買い手からの入金を待ちます。買い手→M&Aサイトへの入金を確認すると、次はアカウントの移行作業を行います。その後、アカウント移行作業が完了したうえで、買い手が検収を行い、OKが出れば全ての工程が終了し、M&Aサイトから売り手への入金が行われます。お金の入出金はM&Aサイトを挟んでいるため、お金の持ち逃げやアカウントの持ち逃げを防ぐことができます。

余談ですが、特に海外と取引する際は前払いだと持ち逃げされること多く、かといって後払いは好まれないので、アリババなどのサービスを通すと前払いでも納品まできちんと保証してくれるから安心みたいです。先輩がそう言ってました。

M&Aサイトを利用するメリット

ここではM&Aサイトを使うことのメリットをご紹介します。

①売却先を選ぶことができる

サイト上で買い手の募集をかけるので、売却先を複数の中から選ぶことができます。そうすることで、相場価格を把握でき、「安く売りすぎた…」というようなことを避けられます。また売った後も、自分が立ち上げたアカウントをその後も大事に伸ばしていってほしいという気持ちが強い方にとっても、丁寧に運営してくれそうな方を売却先に選ぶことで、アカウントが自分の手から離れた後もアカウントの成長を見届けることができます。

②契約書を簡単に締結できる

M&Aサイトが用意した契約書のテンプレがあるため、それをもとに契約書を作ることができます。またサイトによっては、弁護士に無料で相談できるサービスも付いてあるため、契約文を確認したい場合は気軽に相談ができます。会社では法務に聞けば解決できますが、個人などの場合は周りに気軽に相談できる弁護士はなかなかいないので心強いですよね。私も契約書の締結が少し心配でしたが、問題なく締結できました。

実際に売却してみて

今回、YouTubeチャンネルを売却してみた感想としては、割とスムーズに売却できるんだなと思いました。最近はM&Aサイトもより充実しているので、買い手も見つかりやすく、弁護士を雇わずに契約書を作ることもでき、かなり便利です。アカウントを作っては売るというようなこともM&Aサイトがあればできそうなため、そういう収入の立て方をしている方もいるのだろうなと思いました。

私もまた新しいチャンネルを立ち上げようかと思っているので、またタイミングを見てnoteを更新できればと思っています。それではまた!

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