金沢がすき

突発的に一人旅するのが好きです。
前日の夜にふと思い立って頭の中でざっくりイメージだけ立てておいて、翌朝ちょうどいい時間に来た電車に飛び乗るような感じの。

今週末は曽祖父の50回忌のため福井に帰ってきていたのですが、今日だけ予定が何も無かったことと、あしたからまた東京で色々立て込む日々がやってくるまえに一人で好きな街をどんどん歩いたりしておくことが必要かな、と思ったことと…そんな感じで急にどうしても金沢に行きたくなったので鈍行列車に乗って行ってきました。

東茶屋街の今日香 というお店でみつけた文香。文香は手紙に同封して香りを添えるもので、これは蝋燭で出来ています。手に取ると淡いお花のような石鹸のような香り。 金魚、ゆきうさぎ、桜などなど季節にあわせた形が何種類か並んでいたのですが、わたしはあじさい型を選んでみました。

わたしのツイッターに時々登場する留学中の友人・Tにエアメールを書くときにもこの文香を同封するつもりです。


石川屋の”かいちん”。寒天とお砂糖で出来た和菓子で、口にいれるとほろほろ溶けていきます。 かいちんという名前はおはじきを意味するそうで…なるほど確かに、口に入れるのを躊躇ってしまうくらいに一つ一つが綺麗。 こういう小さく美しいお菓子にお金をだすことを躊躇わない大人になりたいものです…がんばろ。色々。

福光屋 ひがしで日本酒のみくらべ。わたしは案外辛口のほうが好きかもしれない…。 まんなかのやつ。
ほんのり酔ってあたたかい体でお店をあとにしたらちょうど東茶屋街の通りには霧雨が降り注いでいました。傘を忘れてしまったのですこし逡巡したけれど、やわらかい微かな雨に濡れながら歩くのは気分が良かったです。

東茶屋街の路地裏のおみせ。ゴーシュ。夜はバーになるそうです。町屋の扉を開けて一歩中にはいると夥しい数のお酒の瓶と革張りの椅子、アンティーク調のデスクランプ、流れ続けるシャンソン。 あ〜……わたしはこういうお店が心底すき。こういうお店って大抵なぜかフードメニューはカレーしかないんだよね。しかもとんでもなく美味しいカレー。
ちかくのお土産物屋さんで調達した便箋を出して、食後のコーヒーを飲みながら早速Tに手紙を書きました。

ツイッターで交流がある金沢在住の方が、わたしが金沢に来ていることを知って急遽駅まで来てくださいました。駅の中にある彼女のおすすめのカフェ・不室屋でしばしお喋り。
写真に写っているお菓子は、麩にキャラメルを染み込ませたもの。ほんっとーに!おいしかった!くせになります。

オヨヨ書林せせらぎ通り店。アク強めの古書店です。時間がなくてじっくりとは見れなかったのですが…芸術書が多い印象。暮らしの手帖とかfree&easyとか、雑誌のバックナンバーも充実してました。


金沢には中、高校生の頃から年に1,2度のペースでお邪魔しているのですが、部活の上部大会だったり母とバーゲンに繰り出すためだったりが多く、改まって街歩き!だとか観光!だとかをしたことは意外に少なかったので、今日の街歩きは新鮮でした。

#金沢 、やっぱり良い街!バス網が発達してるからとにかく観光がしやすいし、 今日メインで散策した #東茶屋街 なんかは食べ歩きが禁止されていることもあって賑わいの中にも調和があって…来れば来るほど好きになります。

お邪魔しました、また近いうちに来ますね。




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