たぶんわかる!!自動車保険業界について
皆さんこんにちは。元損害保険会社員のKoh+です。
今回は
「自動車保険の会社っていっぱいあるし名前も長いしCMで色々やってるけど何がどうなってるかわからないから、もう考えることをやめました!!」
という方々の声にお答えして←、元社員だった私が独断と偏見と個人的感想と経験に基づき←、ざっくりと解説するという記事になっております。
最後までどうぞお楽しみください。
※筆者の所属していた会社が判明しないように記述しております。
全体像
まずは、ぼかしなしの自作画像をご覧ください↓
はい、名前くらいはわかるなーみたいな会社がたくさんありますねー。
個人的にはこの色付けした3つのカテゴリに分けられると思っているんですが、厳密には5,6個に分けられます!でもここではしません!!私の能力的に3つで限界だからです!!←
では早速勢力ごとに見ていきましょう。
第一勢力 3メガ損保
第一勢力はこの水色部分の3社
・東京海上日動
・損害保険ジャパン(名前変わりすぎ)
・三井住友海上
ほぼ全員の人が聞いたことはあるであろうこの3社が業界のトップスリーです。またの名は「3メガ損保」「損保の三竦み」「三国志」と呼ばれています。(後ろ2つは適当です)
基本的に世の中の損害保険というものはこの3社が牛耳っている形になります。
しかし、近年保険の自由化などにより新興会社、外資が参入してきたことで、かつてよりは力は弱まりつつあるのが現状です。
ちなみにここの社員は30歳超えれば年収は1本いきます。
ボーナスの支給額と福利厚生がエグいです。
ただ昇進争いも結構シビアなので上り詰めるにはそれなりのバックグラウンドがないとキツイとか。。。
そしてバリバリの全国転勤族です。
第二勢力 3メガ系列のダイレクト自動車保険
さあ来ました第二勢力です!
・イーデザイン損保
・セゾン自動車火災(おとなの自動車保険)
・三井ダイレクト損保
この3社はなんとなく雰囲気でわかると思うのですが、そうです!
第一勢力それぞれの子会社的な立ち位置になってます。
・東京海上 ー イーデザイン損保
・損保ジャパン ー セゾン自動車火災
・三井住友 ー 三井ダイレクト
っていう感じですね!
じゃあ第一勢力と一緒にまとめとけや!!一緒やろ!!と思ったそこのあなた!
実は第二勢力は【ダイレクト型自動車保険】と言って、第一勢力と経営スタイルがかなり違うんです。
ダイレクト型自動車保険とは
簡単に言うと、代理店を持たず、顧客と電話やインターネットを使って直接契約を結ぶスタイルになってます。
・代理店営業職がいない
・人件費がかからない分安い
大きなポイントはこの2つですね。
近年のインターネットの発達により生み出された新しいビジネススタイルを採用しております。
第二勢力は、ダイレクト型自動車保険がパイを奪い始めたことにより、3メガ損保が危機感を覚えて、生み出したり合併買収して生まれました。
なのでダイレクト型の良いとこと、昔ながらの全国代理店型の良いとこ取り、みたいな感じです。
事実、ダイレクト型自動車保険の契約数は増加を続けています。
第三勢力 外資、新興、その他
そして最後は第三勢力の登場です。
・初代ダイレクト販売
・外資
・新規参入
といった、3メガ損保関係以外を全部第三勢力としてまとめさせていただきました。
第三勢力はほぼダイレクト型自動車保険なので、大手に比べて安さが売りです。
ここらへんが大手からゴリゴリとシェアを削っている。という現状です。
・ソニー損保 日本でダイレクト型を最初に販売し始めた。CMが独特
・SBI損保 今勢いのあるSBIグループの損害保険。新世代
・楽天損保 国内新興企業の雄。必殺技「楽天経済圏」
まとめ
かなりざっくりとした記事になりましたが、いかがでしたでしょうか。
日本の主要産業、自動車に関わる自動車保険というものは、実は流通貨幣量で見ても中々のものです。若者の車離れや、自動運転化などの社会情勢に大きく影響を受ける業界なので意外と面白いと私は思っています。
でも二度と保険業界には関わりたくはないです(^ω^)←
こんな感じで他にも記事を書いているので、もし興味がありましたら見ていただければ幸いです。
最後まで見ていただきありがとうございました。