2週間かかった断捨離と整理 #5
休業が始まったらまずやりたかったこと。
「家の断捨離と整理」でした。
日々、最低限の片づけはしていましたが、
とにかく物が多く、雑然としていて落ち着かない部屋。
5年ほど前に整理収納アドバイザー1級の資格を取得し、
整理収納の理論を頭では分かっているのですが、
なにせ、行動が伴っていませんでした。
じっくりと検討する時間がもったいなく、
すぐにポンポンと物を買ってしまい、物量が多い。
とりあえず捨てる。捨てる。捨てまくろう。
ミニマリストの方の本を読んで気持ちを上げて、
" 家を大改革する "と心に決めて、とりかかりました。
なかでも一番のモンスターは、「紙」でした。
水光熱費のお知らせ、クレジットカードの明細、
保険の契約内容のお知らせ、子どもたちの学校からのお便り、
進級前の教科書・ノート・プリント・テスト類、
いつぞやかの会社の研修資料、結婚式や保険契約時の検討資料、
ありとあらゆる「紙」を何年も、いや何年どころではなく
10年以上のものまで捨てずに残していて、
絶対にもう見ない、使わないであろう紙が掘り起こせば
大量に出てきました。
そして、それらの紙は大抵、個人情報の記載があり、
そのままでは捨てられない。
個人情報部分のみ切り取り、シュレッダーにかけ、
他は廃品回収と燃えるゴミに仕分けし、収集所に持っていく。
おそろしく時間と労力がかかりました。
続けてやっていると、熱をおびてシュレッダーが止まる。
その間に別の作業を進め、落ち着いたらまたシュレッダーにかける。
膨大な紙を処分し、必要な年度のみ残しファイリング。
次に来たものからは必ず入れ替え制にして、古いものは捨てる。
このサイクルを回せるように整えました。
もう紙の郵便物は送ってこないでほしい。
同じ明細書を何十枚も処分しながら、強く思いました。
そして、ありとあらゆる明細書、お知らせ類をWEB登録しました。
思い返せば、WEBに切り替えるように、
郵送物にかなり前から記載がされていました。
毎回それらを見るたびに、やや面倒なのと、
WEBで来てもきっと見ないよね、紙だと必ず開くし、
紙でいいか、と思っていた私。
とんでもありませんでした。
お昼ごはんも食べずに、朝から夕方まで作業に没頭し、
家のなかすべての断捨離と整理、そして紙類のWEB登録、
これらの作業にかかった時間は、2週間。
ありとあらゆる扉・収納をあけて、
「これは時間がかかるから今回はいいや」と一瞬思ったものも、
" 今やらないと多分一生やらない " と奮起し、
すべて出して確認し、不要なものは処分しました。
そして気づきました。
「紙」も「服」も「食器」もなんでも、
必要なものだけ残して、増えた分は古いものと入れ替える。
届いたものを追加し、時間が空いたときに古いものは捨てよう、
では絶対に捨てない。
新しいものがきたときに入れ替えて捨てるんだ、と。
当たり前にどの整理収納本にも書いてあるようなことが、
本当に " 基本のき " なのだと思い知りました。
20年くらい前の変色した明細書を見ながら、
「もう溜めない」と心に強く誓ったのでした。