すべての悩みは人間関係って言われるけど、それって本当ですかね。
すべての悩みは「人間関係」であると言われることがあります。
まぁ、その通りだと思います。
ただ、これってなんとなくはわかるけど、具体的には何のことを指しているかわからない。言葉が漠然としすぎていて「総論賛成、詳細不明」の状態です。
「人間関係に悩む」というフレーズはよく使われます。でも冷静に考えると誰かとの「関係」に悩んでいるわけじゃない。
人間関係の悩みって何かと言えば、最終的には「誰かに嫌われるかもしれない、誰かに好かれないかもしれない」という妄想に集約されると思うんですよ。
たとえばこんな感じです。
「上司がムカつく。いま職場の人間関係にすごく悩んでいる」
↓
「じゃあ会社やめちゃえば?」
↓
「それはできない。仕事を失ってお金が無くなる」
↓
「いろんなバイトあるから生活はできるんじゃない?」
↓
「それはできない」
↓
「なぜ?」
↓
「家族に反対されるから」
ということかなと。
最終的には、会社を辞められないのは、家族に嫌われるから、もしくは友達にバカにされるから、下に見られるから、という理由に行きついています。
ただ、おそらく多くのケースでは「誰かに嫌われるから身動きが取れない」とは自覚しておらず、「人間関係に悩んでいる」というフレーズでしか認識していません。
でも本当は「その上司との関係」には悩んでいないはずです。その上司との関係を改善することがゴールではないはずですよね。
そして、誰かから嫌われることを恐れて身動きが取れなくなっていますが、それ自体も「あなたの勝手な恐れ(妄想)」ですよね。
自分は誰から嫌われることを恐れているのか、誰から好かれなくなることを恐れているのか。まずはそれを自覚するところからです。
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