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GEZAN - 「東京」 -Bass Cover-

GEZANの「東京」
安倍首相が銃殺された日に1日中聴いてたな

とうとう起きてはいけないことが起きてしまったな、とは思いつつも、そもそも殺人が起きることは特別なことではなくなってしまったな、死について考えること、実感することってあんまりないな、死に慣れた国になってしまったな、
色んな感情が自分の中で湧き出る中で、聴かなきゃいけないと思った1曲。 周りにも聴かせたいと思った1曲。

最初の叫びから政治批判、戦争批判、抵抗、暴動がもうイメージできるし、自分の中の負の感情をすべて吹き飛ばして叫んでくれている。

Aメロの歌詞は、東京に留まらず、世界も視野にとらえたグローバルな表現に感じる。孤独、インターネット、SNS、戦争、差別、どれも世界に通ずるもので
あり、
どれも世界の問題となるものだ。

事実より話題性、メンツ。権力下でしか機能していないメディアも本当に終わってるし。

ラスサビの 「想像してよ東京」 って叫ぶとこは毎回鳥肌もんだし、抵抗のパワーが体中から沸き起こってくる。

自分らミュージシャンが歌っていかなきゃいけないことは何か、激しく、美しく語りかけてくれる曲。

国を変えるためには、まず行動し表現し、継続し続けなければならない。

GEZANのレベルループミュージックが好きだし、
言葉がバンドになった時の抵抗のエナジーを、肌に染みて感じることができるのがまじですごい。

ベースプレイに関しては、ループのフレーズってこともあって、4弦と2弦を行ったり来たりする特殊な
フレーズだった。だから3弦に当たんないように弾くゲーム感覚の要素もあったし、ミュートはフレット
ラップに頼ってるとこもあるけど、本家は指ミュートのみ、コーラスもしてるからバケモン。

自身のコンセプトという活動の 「灰の時代」 って曲の歌詞を書いてる時も、めちゃくちゃ聴いた曲。

レベルミュージックをつくる上で、訴えなきゃいけないことをどのように言葉にするか、表現するか、
おれらが訴えなきゃいけないことは何か、リファレンスにさせていただいた曲。

本当にだいすきな曲。

「狂」のアルバムに入ってる1曲目「狂」もめちゃくちゃ好き。「シティポップが象徴してたポカポカした幻想にいまだに酔っていたい君にはオススメできない。」

「Vote for the future 暴動 for the planet」

の歌詞もすき。
ちまたの流行りに乗って、なんの疑問も抱かず生活してる人たちは、そのまんま平和ボケしてればいい。

おれらミュージシャンは「音楽の機能」を信じて、
間違ってる、おかしいと思うことに、国に、世界に
抵抗し、訴え、音楽で暴動し続けなくちゃいけない。

自身のレベルミュージックの考えは、
「コンセプトについて」 と
「0 → 1 について」 の「灰の時代」の段落に綴っているのでここでは割愛。

必ず自分のこの先のレベルミュージックで表現していく。

「一億総迷子の一人称」

木檜旭


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