新卒からクリニックで働きたい君へ
こんにちは。コゴです。
夢を抱いて勉強している学生皆さんを応援しております。
学校や周りには、新卒なら大きい病院に勤めたほうがいいとか、新卒なら大きい病院へ勧められることが多いでしょう。でもそんなことはありません。新卒でも成果を出している人はいます。そんな人材になるためにはどうしたらいいでしょうかというお話です。
1.なぜ新卒は大きい病院へと言われるのか。
学生の皆さんのためを思って言ってくれているとは思うのです。それは病院にはリハビリスタッフがたくさんいます。
そのメリットとしては
●教育システムが整っている
●幅広い疾患をみることができる
●急性期から生活期まで網羅することができる
があります。
これ、裏を返せばクリニックに勤めることのデメリットといえます。
クリニックでは人員が教育に割かれることで収益が大きく変わってきます。なので教育にはそれほど時間をかけれません。対して大きい病院はバイザー制度やOJTシステムを導入していて手厚く時間をかけて教育をしてくれるのが特徴です。
また、整形クリニックでは基本的に整形疾患しか担当しないため、内科や脳卒中などの疾患を担当することはまずありません。脳卒中後の腰痛や、内科疾患を既往に持つ方はいると思いますが。大きな病院であっめももちろん整形疾患はみますが、術後の患者さんが多いかなと思います。整形クリニックは基本的に生活期がメインになりますので術後すぐの患者さんを担当することはまずないです。
2.クリニックで新卒からいくのはどんなところがいいのか
逆にメリットはどんなところにあるのかというと、
●たくさんの患者さんをみることが出来ること
●ドクターとの距離感が近いこと
●融通がききやすい
病院だとシステムに守られて担当する患者も多くて10人くらいだと思います。クリニックだと場所にもよると思いますが70〜100人くらい担当します。そうすると数という点では圧倒的に有利になるわけです。
ドクターとの距離が近いというのは病院にいるとカンファレンスの時くらいしかドクターと話す機会がないこともあります。クリニックだとほぼ毎日話すことができます。病態を相談することができたり、リハビリの進捗状況を相談できたり。またクリニックでドクターは経営者なので新しいプロジェクトを立ち上げたり、やりたいことがある時に手続きが少なくてすみます。もちろん条件面の交渉などもできますしね。
あとは副業や院外での活動もクリニックのほうが寛容なことが多いです。病院となると組織全体を動かさなくてはいけないのでかかる労力は大きくなります。
3.新卒からクリニックで戦力になるには
正直、技術的なところで劣るのは当たり前というか、仕方ないことです。学校教育で治療はほとんど習わないですし。それを新卒には求めていないと思います。
だけど学ぶ姿勢は必要だと思います。教育システムが乏しいクリニックでは自ら動かないといけません。先輩にガンガン質問できる、ドクターにガンガン質問できる、先輩がやってる治療をみるなどをしてスキルを盗んでいける能力があると良くことで技術レベルを上げていきましょう。
学生のうちの何を勉強しておいたらいいですかと聞かれることも多いですが、まずはしっかり学校の勉強をしてください!!笑
運動、解剖、生理は最低限ちゃんとやったほうがいいです。これが人間の身体の原理原則なのでこれを理解していればかなり応用がききます!
あとは強いていえば評価とリーズニングを勉強しておくといいと思います。問診と徒手や動作の評価ができれば治療法なんてなんとかなりますから。
新卒でもできることとしては、これまた当たり前ですが、接遇です。患者さんへの言動、一生懸命治療する姿勢は必要です。
4.どのクリニックにいく?
どんなクリニックに就職するかも重要だと思います。何をしたいかはもちろんですが、誰と働くかも非常に重要です。
SNSやネットでいくらでも情報は手に入ると思うので、どんな人が働いているのかを知り、惹かれた人のいるところへ就職しましょう。
もちろん見学をして実態も見た上で、ですので。アポとって臨床見学しに行きましょう!礼節はわきまえて。
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