【みんなの前で話す技術】(5) 前置きなしに本題に入る「結論ファースト」
前回は、15分の話を一区切りとして、話の続きはあるとしても、そこで何か別の活動を聞いている人にしてもらうといいということを言いました。別の活動というのは、質問カードを書いてもらったり、隣の人と組んでペアトークをしてもらったりすることです。いずれの活動でも2、3分で十分です。長い時間を取る必要はありません。話を聞くということから別の活動をすることでリフレッシュして集中力が回復することを目的としているからです。
ジャンケンやサイコロを使う
私の講演会では、グループで話すときは順番を決めるのにジャンケンをしてもらいます。また、グループを1つ選んで全体にシェアするときはサイコロを使います。サイコロは6面体ではなく、10面体と20面体のものを用意しておきます。いずれもAmazonなどの通信販売で簡単に買えます。ジャンケンやサイコロなどを使って偶然性を導入すると場が盛り上がります。それは話を聞くという活動から違うモードに切り替わるからだと思います。このように活動のモードを切り替えることによって、聴衆の注意力を常にリフレッシュさせることがコツです。
前置きなしに本題に入る
さて、今回は話す技術として「前置きなしに本題に入る」ということを言いたいと思います。それは初心者ほどそうするべきだと思っています。
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