(092) ホルムス, ビアリック, ファデル『教育AIが変える21世紀の学び : 指導と学習の新たなかたち』
2020年11月14日(土)
皆さん、こんにちは。
今週は久しぶりに出張してきました。函館です。そこで、所沢から空港バスに乗るときから、羽田に行き、飛行機に乗り、函館のホテルに着くまで、ノイズキャンセリングのイヤホンをしていました。イヤホンはAirPods Proを使っています。とても快適でした。
ノイズキャンセルされるので、音楽をかけていなくても静寂です。音楽はBGM程度に音量を下げてかけても快適です。考え事をするにも、本を読むにも、はかどります。早くこれをしていれば良かったなと思いました。特に音楽をかけなくても静けさが快適だというのは発見でした(遅い?)。
ただ長時間インナー型のイヤホンをしていると、耳の中が蒸れる感じがします。ですので、ときどきイヤホンを外して空気を通してあげるといいです。
さて、今回はこの本を紹介します。
ウェイン・ホルムス, マヤ・ビアリック, チャールズ・ファデル『教育AIが変える21世紀の学び : 指導と学習の新たなかたち』(北大路書房, 2020)
・二度と使わない内容の学びに多くの時間を費やしている
人々は自分の専門を決めた後には二度と使わない内容の学びに多くの時間を費やしている。これを解決するには、基礎となるもの(コア概念)を強固かつ柔軟に理解することが必要である。これを「専門的アマチュアリズム」と呼ぶ。
この背景には、21世紀には非ルーチン的な対人業務と非ルーチン的な分析業務だけがニーズが伸びていくということがある。裏を返せば、ルーチン化された業務はロボットやAIに取って代わられる。非ルーチン的な業務に対応するためには、知識やスキルを応用する「転移」の能力が必要である。伝統的教育では熟達の結果として転移を想定するけれども、転移を重視した新たな教育方法では熟達と転移を交互に生じさせようとする(図1-5-4参照)。
・どのコンテンツを追加すべきか
ここから先は
ご愛読ありがとうございます。もしお気に召しましたらマガジン「ちはるのファーストコンタクト」をご購読ください(月500円)。また、メンバーシップではマガジン購読に加え、掲示板に短い記事を投稿していますのでお得です(月300円)。記事は一週間は全文無料公開しています。