【連載】オトナの研究(第10回):研究論文を読むのは、本を読むよりも簡単なことです。
金曜日は「オトナの研究」のテーマで連載しています。フツウの大人が「研究」のようなことを始めると、オトナの人生は楽しく、意味のあるものになるかもしれません。そんなオトナの研究を始めるための連載です。
前回は、現場で問題を発見して「自分だけが気づいている」という楽しさを一瞬でも味わったら、先行研究の調査に移ろうということを書きました。先行研究の調査は Google Scholar で検索して、関係のありそうな論文を読むところから始めるといいでしょう。
論文を読むというと「とても難しくて私にはできない」と感じる人もいるかもしれません。しかし、そうではありません。
その理由の1つは、論文は短いということです。印刷して10ページ前後というのが平均的な長さです。ですので、ある領域の標準的なテキストやハンドブックを数百ページ通読するのに比べれば、ごくわずかの時間で読むことができます。
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