見出し画像

[m235] 週5日テニスをしてみたらどんな感覚になるか

2021年9月3日(金)

ハロー、セプテンバー!

モデルナワクチンの2回目接種から2週間経ちましたので、フルワクチン状態になりました。それでもブレイクスルー感染があるので、完全に安心というわけではありません。けれど、まあ一安心くらいはあります。

前回、夏休みは週に4〜5日くらいはテニスをしているということを書きました。平日はほぼ全部テニスをしています。そのうち2日はスクールでのレッスンで、1日はシングルスのゲーム、2日はダブルスのゲームという感じです。いずれにしても、土日以外は毎日ラケットを振り回しているというわけです。

以前、「強度×時間×頻度の介入モデル」という記事を書いたことがあります。

私たちが何かを練習したり、トレーニングしたり、勉強したりすることは、その行動の強度と頻度と時間によって特徴づけることができます。たとえば、散歩は「低強度・短時間」の運動ですが、「低強度・長時間」であればウォーキングになり、逆に「高強度・短時間」であればダッシュになり、「高強度・長時間」であればマラソンという形態になります。さらに、これに頻度の次元が加わります。毎日やるのか、週一回なのか、月一回なのか、年一回なのかということです。

画像1

ここで、頻度の軸は重要であるような気がします。テニスでもピアノでも習い事をするとき、週一回の頻度でレッスンを受けるのは、一般的に行われています。学校の授業もそうです。レッスンが週一回の頻度であるというのは、なんの疑いもなく受け入れられています。しかし、その頻度が本当に効果的なのかというのは検証する必要があるでしょう。

毎日トレーニングすることの効果は、トレーニングに連続性が生まれることにあります。週一回であれば、前回やったことを思い出すのに時間がかかります。インターバルで忘れてしまうからです。その点、毎日トレーニングするのであれば、昨日のことをすぐに思い出すことができ、その上に積み重ねて練習することができるのです。

週一回を4ヶ月弱続けて、15回のレッスンを受けるのと、週5回を3週間続けて、同じ15回のレッスンを受けるのでは、どちらが効果的でしょうか。検証してみる価値はあると思います。

さて、最初の話題に戻って、毎日テニスをやるようになると何が変わるのでしょうか。それは、テニスをするのが習慣になるということです。コートに立つのが非日常的なイベントではなくなり、散歩をするような感覚になります。毎日ジョギングをしている人は、こんな感覚なのかもしれません。

そうするとテニスをするということが連続的な活動になります。どういうことかというと、「今日は良かった」とか「今日は調子が悪かった」などの偶然性の感覚がなくなります。そうした日々の調子の良さの変動は、単なる誤差だとわかるのです。その感覚に代わって、自分の能力を的確につかめるようになってきます。Aというスキルは90%の確実性でできる、Bというスキルは50%の半々の確実性、Cというスキルは30%しかできていない、などの感覚です。

それは「驚きの発見」や「深い学び」といったことでは決して改善しないですし、そもそもそんなものは単なる錯覚なのです。毎日トレーニングすることでこうした感覚が身についていきます。この連続的な感覚が重要なのだということに気づきました。

ここから先は

0字
この記事のみ ¥ 100
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得

ご愛読ありがとうございます。もしお気に召しましたらマガジン「ちはるのファーストコンタクト」をご購読ください(月500円)。また、メンバーシップではマガジン購読に加え、掲示板に短い記事を投稿していますのでお得です(月300円)。記事は一週間は全文無料公開しています。