【連載】オトナの研究(第07回):現場の観察から要因/変数を見つけだすのがWhat型の研究の第一歩。
金曜日は「オトナの研究」のテーマで連載しています。フツウの大人が「研究」のようなことを始めると、オトナの人生は楽しく、意味のあるものになるかもしれません。そんなオトナの研究を始めるための連載です。
前回は、自分の現場の中で「この問題は何なのか」という意識を持つことで「What型の研究」をスタートさせ、それを一般化しようとすると「法則定立的」な研究に、その一回性の中の構造を見ようとすると「個性記述的」な研究に進むということを書きました。もちろんこの両者の視点を持って研究を進めることもできます。
さて「これは一体どういう問題/現象なのか」というWhat型の研究の視点を持って、現場を観察していくと、その現象を起こしている要因が徐々に透けて見えてきます。前々回に「グループワークにおけるフリーライダー」問題を取り上げました。そこで働いている要因にはどんなものがあるでしょうか。
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