6-注目記事2

【注目記事】実際に会うことの重要性/スタディサプリはどのように破壊的か/独立系研究者として生計を立てる

土曜日は「注目記事とヒント」を書いています。Facebookでシェアした記事を取り上げて感想やコメントを書きます。

49 実際に会うことの重要性。

また、直接対面の場は、イノベーションが生まれる場所であることも知られている。正式な会議や、ましてやバーチャルミーティングの中で、イノベーションが生まれることはほとんどない。創造的な考えは、大抵、何気なく同僚と話している時に生まれる。廊下で互いの状況について話す時や、休憩所でアイデア交換している時などだ。

イノベーションや協調に必要なのが関係性だとすれば、その中心にあるのは信頼だ。信頼を築くにも、直接対面するに勝る方法はない。信頼を築くにはさまざまな感覚を使うことが必要で、実際に一緒にいる時だけしか、全ての感覚を使うことはできない。

https://forbesjapan.com/articles/detail/18195/2/1/1

日本も含めて世界的にリモートワーク(在宅勤務、遠隔勤務)が広がりつつあります。そうしたトレンドの中で、この記事は、IBMが遠隔勤務者をオフィスに戻したことや、アップルやグーグルがそもそも在宅勤務を採用していないことを取り上げています。

その理由として、創造性を発揮するためには直接対面することが必要であることを挙げています。確かにその通り、何かいいアイデアを思いつくときは、気心の知れた仲間と楽しい話をしている最中が多いのです。

とすれば、直接対面するのであれば、それは信頼を共有している仲間でなければならないということです。そのときにだけ創造性は発揮されます。一方で、お互いに信頼していない人同士が対面しても、攻撃性を発揮するだけでしょう。そうであれば、むしろ別々の場所でリモートに割り当てられた仕事をこなしている方が生産的になります。

つまり、対面して仕事をすることと、リモートで個別に仕事をすることを、分離することでそれぞれの価値が高まります。現状では、個別にやった方が効率がいいことを狭いオフィスに集めてやり、みんなが集まって創造的なアイデアを出すべきことを個人に負担させてしまっているような気がします。

これは次のスタディサプリと学校教育の話題につながります。

50 スタディサプリはどのように破壊的か。

ここから先は

1,395字
この記事のみ ¥ 100

ご愛読ありがとうございます。もしお気に召しましたらマガジン「ちはるのファーストコンタクト」をご購読ください(月500円)。また、メンバーシップではマガジン購読に加え、掲示板に短い記事を投稿していますのでお得です(月300円)。記事は一週間は全文無料公開しています。