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(138) コロナ2年目のオンライン授業における新しい試み

2021年5月27日(木)

ファーストコンタクトの記事には2020年から通し番号をタイトルの前につけています。これは、「一年間に100本の記事を書くぞ」という自分への励みのためという意味合いもあります。ですので、2021年になったらまた(001)から番号をふり直しました。これでしばらく続けていたのですけれども、2020年と2021年のそれぞれ違う記事に同じ番号がつくことになり、識別番号としてはよくないと感じてきました。

そこで、ファーストコンタクトの記事を2020年から連番で付け直すことにしました。この記事は新しい番号で「138」となります。過去の記事の番号も順次付け直していきます(完了しました)。

さて、この記事では、コロナ2年目のオンライン授業における新しい試みについて書きます。4月に「コロナ2年目のオンライン授業をどうするか」というタイトルで次の3点を取り上げました。

(1) eスクールのバージョンアップ
(2) 静的なオンデマンド授業からダイナミックなオンライン授業へ
(3) 作品としての授業ビデオからドキュメントへ

この記事では、ちょうど春学期授業の中間(8週目)に来たところで、具体的にどのような新しい試みをしているのかということを書きたいと思います。

(1) 月一回の頻度でZoomミーティングを開く

eスクールの「データリテラシー」という科目を担当しています。内容は統計学で、初年次の必修科目となっています。eスクールの授業はゼミなどを除いて、基本的にはフルオンデマンドの授業です。この科目もフルオンデマンドで、今期は新規収録をしています。そこで、4回(4週)に1回の割合で、Zoomミーティングを開くという新機軸を試しています。

受講生は任意でZoomミーティングに参加することができ、その様子はレコーディングされて全員にオンデマンド配信されるという仕組みです。Zoomミーティングでは、質疑応答と学生同士の交流と教育コーチからのアドバイスといったプログラムで進めています。1時間程度の長さです。

ここまで2回やってみた感触はとてもいい感じでした。履修者は、ここまでの授業でわからないことを質問できますし、短い時間でしたがお互いに自己紹介することもできました。また、授業内で指導をしてくれる教育コーチとも直に話すことができました。このZoomミーティングの意味は、なによりも、「この授業はひとりじゃなくて、みんなでやっているんだ」という確認ができたことではないでしょうか。

授業のビデオコンテンツは3〜4年は継続して使うことになります。eスクールの「スタディスキル」もその1つで、ビデオコンテンツは以前のものをそのまま使っています。しかし、今期は「データリテラシー」と同じように、4回に1回の回は毎年新たにZoomミーティングをして、配信しています。

ビデオコンテンツが過去のものであっても、Zoomミーティングをリアルタイムで開き、そこを質疑応答や受講生同士の交流の場とすることで、オンライン授業を現在進行形のものとして受けることができるのではないかと思います。

(2) 学生を入れて授業をビデオを収録する

これまでオンデマンド配信の授業ビデオは、自分一人で収録していました。収録用のソフトはTechSmith社のCamtasiaでした。それに対して、今期は、一人で収録するのではなく、任意参加してくれた受講学生と一緒に収録しています。

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