7-お題

【フリー】研究のトレーニングを受けることの効果とその意味

日曜日は皆様からの質問やテーマをいただいて「お題拝借」で書いています。質問は「Peing 質問箱」からお送りください。匿名で送ることができます。
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今回は、フリーテーマで書きます。

来年度の大学院入試(一般)の合格発表があり、来春には博士課程に3人、修士課程に1人はいってくることがわかりました。全員が現役の社会人です。まさに社会人ゼミです。一方で博士号を取れる人は年に1人か、多くて2人ですので、博士号を取れずに去っていく人も一定数います。それは残念なことですけれども、それでも研究のトレーニングを受けたということは意味のあることだと思います。

研究のトレーニングを受けることの効果とその意味は次の3点に集約できるでしょう。それは、批判的思考を持つこと、データと向き合う姿勢、自分自身を疑うこと、の3点です。

批判的思考を持つことは研究を目指す人に限らずすべての人に大切です。主流となっている考え方に流されないこと、ポピュリズムに流されないこと、無関心にならないこと、スピリチュアリズムに安易に逃げ込まないこと。批判的思考力をつけることでこうしたことが可能になります。

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