【本】かさこ『好きを仕事にする独立起業の教科書』（無料配布）：煽りフレーズに満ち溢れた親切なアドバイス

木曜日はお勧めの本を紹介しています。今回はこの本を取り上げます。

かさこ『好きを仕事にする独立起業の教科書』（無料配布, 2018）

■要約

1) 苦手、嫌いと思い込んでいることにチャレンジすれば好きを発見できる。
2) 仕事の腕がよくても宣伝しなきゃ客はこない。
3) 仕事を１つに絞るな。複数の肩書きを持て。やりたいことは全部やれ。
4) 仕事・家庭以外の趣味やコミュニティを持て。

■ポイント

実際は本ではなく「かさこマガジン8」です。かさこマガジンは2011年から毎年１月に発行されています。私は2017年発行の『「好きを仕事」にする７つの武器』（かさこマガジン7）を入手していたので、自動的に今回のマガジンが送られて来ました。かさこさん、ありがとうございます。

全96ページのこのマガジンは、数々の煽りフレーズに満ち溢れています。読めば心が奮い立つことは請け合いです。いきなり「時間がないんじゃない／やる気がないだけだ」「才能がないんじゃない／努力が足りないだけだ」ときますから。

しかし、それが単なる煽りではなく、実体験に基づいた的確なアドバイスだとわかります。たとえば、宣伝の重要性として、ネットでは、ブログ、SNS、ホームページを取り上げています。ブログはもっとも始めやすいものですが、次のようなことをアドバイスしてくれます。

・みんなに好かれようとするから誰にも好かれない
・出し惜しみをするな　ノウハウを開示せよ
・たまにブログを更新しても誰も覚えてくれない
・日記じゃ誰も読まない　他人に役立つ記事を書け

好きを仕事にしようとするならプロ意識を持って仕事をすることが必要です。そこでこんな煽りアドバイスはいかがでしょう。

・100の言い訳より１の行動
・できない理由はいらない
・嫉妬で他人を引っ張るのはクズ
・クレームがあるなら当事者に伝えろ
・「自分さえ良ければいい」からの卒業

かさこさんが目指すのは「独立した一匹狼の集団」。その対極は「カモにされる羊」。カモにするのは、腐ったセミナー業界と腐った協会ビジネスで、それをぶっ壊して、まともな業界にしたいという展望が最後の方で出てきます。

かさこマガジンは無料です。もらいかたはここに書いてあります。
http://kasakoblog.exblog.jp/26158140/