【研究】良いものさし(質問紙)に必要な信頼性と妥当性
水曜日は「研究すること」のトピックで書いています。
前回は、態度や信念を測定するものさしとして質問紙を作ると便利であることを書きました。良い質問紙を作るための工夫と知見は心理学が蓄積しています。
たとえば、ある人がどれくらい幸福であると考えているかを測りたいとしましょう。人々がそれぞれ幸福に生きることができる社会を目指したときに、人々がどれくらい幸福と感じているかを測る必要性が出てきます。このようなとき、「あなたは今どれくらい幸福ですか?」と尋ねるのが一番シンプルです。回答は5段階や10段階で選んでもらうことにします。
この1項目による尺度は簡便ですけれども、問題点もあります。
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