お勧めの本9冊(2016年12月〜2017年1月のnote記事より)
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今回は、2016年12月〜2017年1月のnote記事から、お勧めの本9冊をまとめてお届けします。
01 リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット『ライフ・シフト』
02 ちきりん『自分の時間を取り戻そう』
03 ちきりん『マーケット感覚を身につけよう』
04 ちきりん『自分のアタマで考えよう』
05 キース・E・スタノヴィッチ『心理学をまじめに考える方法』
06 リッチ・カールガード『グレートカンパニー』
07 松丘啓司『人事評価はもういらない 成果主義人事の限界』
08 結城浩『数学文章作法基礎編』
09 唐木元『新しい文章力の教室』
01 リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット『ライフ・シフト』
リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット『ライフ・シフト 100年時代の人生戦略』(東洋経済, 2016)
■要約
寿命が延び続けるため、「教育→仕事→引退」の3ステージモデルは過去のものとなる。そこで、新しい生き方のモデルを考えたよ。
■核心部分
見えない資産に注目しよう。それは次の三つ。
1. 生産性資産:仕事の生産性を高めて所得を増やすもの。
・スキルと知識:教育は投資である。
・仲間:自分のまわりにどんな人がいるかが重要。同じ志を持つ仲間「ポッセ」が重要。
・評判(ブランド):自分の評判は自分でコントロールできないが、自分のキャリアを貫くものとして重要。
2. 活力資産:肉体的・精神的健康と幸福。良い人生を送るために。
・健康:100年ライフでは健康の価値が高い。
・バランスのとれた生活:ストレスのコントロール。
・自己再生の友人関係:「ポッセ」の友情を維持することは困難だが、ますます価値が高くなる。
3. 変身資産:100年ライフではマルチステージになるので変身することが必要。
・自分についての知識:自分のアイデンティティを知るための内省。
・多様なネットワーク:互いによく知っている人間関係は、互いの変化を妨げるというパラドクス。だから多様なネットワークを作る。
・新しい経験に開かれた姿勢:「ルーチン・バスティング」(ルーチンを壊す)
ここまでが前半。
後半は、これに沿って「新しいシナリオ」を考える。
最終的には、「自己効力感」(自分はできる)と「自己主体感」(みずから取り組む)という自己像を持つことが大切。セルフコントロールの話もよく出てくる。
02 ちきりん『自分の時間を取り戻そう』
ちきりん『自分の時間を取り戻そう』(ダイヤモンド社, 2016)
■要約
生産性を上げよう! これからは生産性が物差しになる。生産性とは、成果を投入資源(人員、土地、時間)で割ったもの。学校もテレビも、かけた時間に対して成果が小さすぎるので生産性が低い。その意味では、動画よりもテキストの方が生産性が高い。チームプロジェクトの生産性はまだこれからの課題だ。
■ハイライト
・過度に民主的にしないで、意思決定プロセスを決める
・こまめにアウトプットして、やる気を維持する
・行動する人をメンバーとして絞り込む(口だけの人を入れない)
・コミュニケーションツールを使い分ける(順調な時はテキスト、リスキーな時はスカイプ、決断の時は集まる)
03 ちきりん『マーケット感覚を身につけよう』
ちきりん『マーケット感覚を身につけよう』(ダイヤモンド社, 2015)
■要約
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