ワークブックは退屈だ。
水曜日はフリーテーマで書いています。いつもご愛読ありがとうございます。定期購読者が増えるたびに、感謝を込めてその日の記事を全文公開にしています。
一時期、授業や研修でワークブックを作って、使っていたことがありました。「◯◯について考えてみましょう」などと指示が書いてあって、その下に四角の枠が書いてあるようなパターンですね。「◯◯について5つ書き出してみましょう」という指示の下に「(1)、(2)、(3)……」と箇条書きになっているパターンなどもあります。
確かにワークブックを作っておくと、授業や研修はやりやすいのです。ちゃんと指示が書いてありますし、書き込むための枠組みもはっきりしていますので、受講者は迷わず書いていくことができます。
でも、なんか退屈なのですね。少なくとも講師の方は退屈に思えてしまう。
というわけで、最近はワークブックを作ることをやめています。ワークで何かを書いてもらうときは、ポストイットかA4判のコピー用紙に書いてもらいます。ワークブックを作ってしまうと、その指示の通りにやらなくてはいけません。しかし、ポストイットやコピー用紙であれば、その時に最適な指示をして自由に書いてもらうことができます。これを「講師の思いつき」と呼ぶ人もいます。しかし、そうした自由度が授業の楽しさを生み出す効果もあります。
ポストイットに書いてもらえば、グループのメンバー同士が見せ合うこともできます。また並べて貼り付ければ一覧することもできます。そして各自の記録としてそれを写真に撮ることもできます。一気に自由度が高まります。
何かをまとめて書いてもらいたい場合も、まっさらのコピー用紙でいいのです。枠組みやレイアウトが必要であれば、講師の方から「こんなレイアウトでお願いします」と図示すればいいでしょう。ときたま「紙は横長で使ってください」と言っているのに縦長に使ってしまうグループもあります。まあ、それも個性と考えましょう。それを提出してもらえば、一気にスキャンすることも簡単です。
そんなわけで、最近はワークブックではなく、ポストイットやコピー用紙を道具として使っています。
マガジン「ちはるのファーストコンタクト」をお読みいただきありがとうございます。このマガジンは毎日更新(出張時除く)の月額課金(500円)マガジンです。テーマは曜日により「アドラー心理学/教えること/フリーテーマ/お勧めの本/連載記事/注目の記事/お題拝借Q&A」で書いています。ご購読いただければ嬉しいです。
ここから先は
ご愛読ありがとうございます。もしお気に召しましたらマガジン「ちはるのファーストコンタクト」をご購読ください(月500円)。また、メンバーシップではマガジン購読に加え、掲示板に短い記事を投稿していますのでお得です(月300円)。記事は一週間は全文無料公開しています。