(037) みんなが「ZoomでOK!」になったらオンライン研修・講演の市場が成立する。

Zoomでは１日ののべ利用者数が3億人を突破しました。コロナ禍で、授業やセミナーや会議を遠隔でやらなければならなくなり、それで一気に広まった感じです。しかし何より、パソコンの知識がない人でも、URLをクリックするだけでビデオ会議に参加できてしまうというハードルの低さがポイントだったと思います。その象徴が「Zoom飲み」ですね。飲み会もできちゃうZoom、と。

このように、みんなが「ZoomでOK！」の準備状態になったら、リアルタイムオンライン講演や研修やワークショップの市場が成立します。これまで１カ所の会場に参加者を集めなければならなかった講演や研修がオンラインで可能になります。これはポスト・コロナの時代になっても定着するでしょう。さまざまな利点があるからです。それから、オンラインでのコンサルティング、コーチング、カウンセリングも市場として成立しますね。

そこで、Zoomによる研修とワークショップのデザインを考えてみました。このデザインでワークショップを近々開いてみようと思います。

・全体の構造はマイクロフォーマットで

全体の構造は、対面研修やワークショップですでに使っている「マイクロフォーマット」を使います。マイクロフォーマットとは「ショートレクチャー→グループワーク→口頭発表やスライドプレゼン→コメントとフィードバック→質疑応答」をワンサイクルとして、そのユニットをつなげていくものです。

(1) ショートレクチャー（デモンストレーション）（15分）