見出し画像

[m212] Zoom授業もZoomで何かやろうという人にもこの一冊でOK

2021年7月12日(月)

ハローマンデー! 向後です。

Zoom授業が普通に行われるようになりました。大学授業だけでなく、学会の大会や研究会などでもZoomは大活躍です。Zoomは、初めての人でもとりあえず使えることが最大のメリットです。

この本はZoomで授業をする人のために、意味のある活性化されたZoom授業をするためにどうしたらいいかということを具体例満載で書いています。

ダン・レヴィ『ハーバード式Zoom授業入門:オンライン学習を効果的に支援するガイド』(青弓社, 2021)

ただ教員のレクチャーを流すだけではなく、学生を巻き込んで授業を進めるためには、Zoomに備わっているいくつかの機能を活用することがポイントです。

授業の導入で学生を引き込むためには、【投票機能】が有効です。授業トピックについての簡単なアンケートは頭のウォームアップに最適です。

学生を指名して回答させたいときには、【リアクションボタン】で質問の回答選択肢を選んでもらってから、その中の何人かを指名するといいです。一度リアクションしているので、回答する準備ができているからです。

質問をして全部の学生から回答を得たいときは【チャット】を使いましょう。「◯◯と聞いて思い浮かぶことは?」「◯◯の例を挙げて」「今日学んだポイントは?」などの質問を投げて、チャットに回答してもらいます。

ブレイクアウトルーム】を使えば、アクティブラーニングの手法のいくつかを実現することができます。たとえば「Think-Pair-Share」では、2人から数人の小グループで、個人で考えたことを話して、共有していきます。これくらいのタスクであれば、5分くらいのワークでできます。また何らかの成果物を出す場合は、10〜20分くらいでブレイクアウトルームを設定します。グループワークの人数は4〜6人が最適です。

この本にはこのような使い方が豊富な具体的事例とともに詳しく説明されています。授業に限らず、Zoomで何かやろうという人にはお勧めの本です。

では、すてきな一週間を!

ここから先は

0字
この記事のみ ¥ 100
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得

ご愛読ありがとうございます。もしお気に召しましたらマガジン「ちはるのファーストコンタクト」をご購読ください(月500円)。また、メンバーシップではマガジン購読に加え、掲示板に短い記事を投稿していますのでお得です(月300円)。記事は一週間は全文無料公開しています。