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ちはるのファーストコンタクト(2017年1〜3月)

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ファーストコンタクトは相互理解への第一歩。このマガジンでは、私が考えていることの第一歩をできるだけそのままの形で公開していきたいと思います。話題は、アドラー心理学、教える技術、研…
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#卒論

卒業論文と修士論文の本当の意味

2017年2月4日 (土曜日は昔のブログ記事を振り返って書いています) 卒論発表会と修論発表会がぶじ終わると、論文投稿モードに移行する。もちろんすべての卒論・修論が論文投稿のレベルにあるわけではないけれども、修士論文はすべて投稿を目指したいし、卒業論文の中からは良いものは投稿したい。 現状では、卒業論文は非公開であるし、修士論文は公開されるとはいえ、引用はしにくい。したがって、ジャーナルの論文として公刊されるのが一番いい。そうすれば、誰もが引用できる文献になる。そこまで

研究テーマを「自分のもの」にすること

2017年1月31日 (火曜日は「教えること/研究すること」のトピックで書いています) 先日今度退職される教員の歓送会が開かれました。それぞれのスピーチが面白かったのですが、その中で次の話は特に印象的でした。 大学教員がゼミで果たすべき重要な仕事のひとつは、ゼミ生に「ここを深く掘れば意味のある研究ができるよ」というような研究テーマを提供できることです。その目標が明確に決まりさえすれば、学生は一連の研究プロセスに乗せることができるのです。 というわけで大学教員の資質は石