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理解の秘密

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この短い連載では、ワーマンの『理解の秘密』を取り上げます。
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2024年6月の記事一覧

【理解の秘密】(5)相対的メッセージから絶対的メッセージの幅を考える

2024年6月29日(土) 前回は、インストラクションは、使命、最終目的、手順、時間、予測、失敗の要素からなるということを説明した。特に、使命(Mission)と最終目的(Destination)を区別する。たとえば、卒論を書いてもらうことは最終目的だけれども、その使命は問題提起、データの読み取り、文章による説得といった応用範囲の広い基礎スキルを身につけてもらうことだ。

【理解の秘密】(4)インストラクションは、使命、最終目的、手順、時間、予測、失敗の要素からなっている

2024年6月22日(土) 前回は、インストラクションは、送り手、受け手、内容、チャンネル、コンテクストからなるということを説明した。 そのインストラクションそのものは目的ではない。インストラクションの目的は相手の行動を促すことだ。もし相手が自分の仕事を十分に理解していれば、インストラクションは必要ない。相手は指示なしに、自発的に行動するだろう。しかし、現実はそうなっていない。したがって、この不十分な状況で仕事をきちんとこなしてもらうためにインストラクションを使うのだ。

【理解の秘密】(3)インストラクションは、送り手、受け手、内容、チャンネル、コンテクストからなる

2024年6月15日(土) 前回は、組織においてはインストラクションがコミュニケーションの中心になることを説明した。なぜなら組織においては単なる情報交換ではなく、自分がやりたいことと相手にしてほしいことを伝え、行動を求めることが仕事の中心だからだ。

【理解の秘密】(2)組織においてはインストラクションがコミュニケーションの中心になる

2024年6月8日(土) ワーマンがこの本で言っている「インストラクション」とは何だろうか。明らかに学校での授業や教育ではない。学校の中のことではなく、毎日の生活や会社などの組織の中で、相手にしてほしいこと、できるようになってほしいことを伝えるということだ。その証拠にこの本では学校や教育の話がほとんど出てこない。それにもかかわらず、私にはインストラクションということを学校や教育の場面で強く意識することが必要だと感じている。

【理解の秘密】(1)ワーマンの『理解の秘密―マジカル・インストラクション』

2024年6月1日(土) ちょっとしたことがきっかけで、ワーマンの『理解の秘密―マジカル・インストラクション』(NTT出版, 1993)を読み直している。