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作ることについて語るときに僕の語ること

こぎんぬいぐるみを購入いただいた方から、
「お迎えしてから、運が上向いてきた気がする」というお言葉をいただきました。
とてもありがたいです。

では作る時には何を考えているのか? と思われるかもしれませんが、
いろいろ考えるけど、終わったら特に何も覚えていないです。

私の場合、製作はマラソンや登山に似ているような気がします。
とはいえ、マラソンや登山の趣味はありません。運動は苦手なので学校の授業や遠足が最後です。
露骨に下手なのが披露される器械体操やチームプレイのため人間関係も気になる球技よりは得意でした。

地道にコツコツ前に進むしかない、というところがよかったのかもしれません。

製作も同じで、各パーツを作りながら今やるべきことを着実にやっていくしかありません。持久力と集中力が必要になります。
作りながらネガティブな考えが浮かぶこともあります。

つらいと思ったり、家事やりたくないと思ったりとか。
そう言う考えが浮かぶことは良くないんじゃないかと自己嫌悪になることもあります。
でも、前に進めるしかないんです。今やることを地道に進めていくうちに、そういう考えは後ろに流れていく気がします。
あまりに疲れていればさすがに休みますが、そうでなければとにかく前に進むという気持ちです。

お客様に喜んでほしい、という思いは完成してから出てきます。
むしろその思いさえ、作っている間は考えないようにしている感じです。
そもそもすべての行動がお客様に喜んでもらうために、という視点で行動するようにしているので、わざわざ考える必要はないと考えています。

写真撮影が、作ったものに向き合う時間になるので、その時により強く出るかもしれません。
それについてはまた改めて。

なお、このレターのタイトルは村上春樹のエッセイのもじりです。ハルキストでなくても気づかれた方はいるかもしれませんが…

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こひろ@こぎん刺しのテディベア作家kogin*bear style
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