見る角度を変えれば世界が広がる
今年の目標
と挨拶をし、心新たに今年も様々なことにチャレンジしていこうと固い決意の中、新年を迎えている方も多いのではないでしょうか。私もその一人です。
そんな私の目標を発表します。
空手のマスターズ大会への参加です!!
小学2年生から空手を始め大学、社会人でも空手の試合に出てきました。それから15年の年月が過ぎ、今では41才。お腹もポッチャリで、さすがに今のままでは練習をしただけで怪我をしてしまいそうな状態です。
実は去年の暮れから試合出場に向けた計画を立て、ランニングから始めてはいたのですが、持病の腰痛が出て、あっという間にランキングを一時中断。
また三日坊主になってしまったと意気消沈している時に、お寺の掲示板のポスター作成会議の中でこの言葉に出遇い、救われました。まさに青天の霹靂。
本来ならば、三日坊主ではいかん。心強く固い決意を持ち、何があっても諦めず、へこたれず、頑張り続けないといけない。と、強く厳しく叱咤されるところです。
しかしポスターでは「三日坊主でいいじゃない。四日目には新しい挑戦ができるのだから」って、どういうこと?って思わず聞いてしまいました。
1日1日を新しい気持ちで迎えよう
お寺では年間を通して様々な法要や行事が行われますが、全てがお勤め(お経を読むこと)とご法話(仏さまのお話を聞くこと)のセットになっています。
ご法話を耳と心で聞くことをお聴聞と言います。そして聴聞の心得が三つあります。
この三つを心にかけてお聴聞するんですよと長い間、浄土真宗のお説教は受け継がれてきました。
実はお聴聞に限らず、この心得は自分の人生、一年、一日、今の心得に置き換えられます。例えば、ご縁の部分を一日に置き換えてみると
一日一日を大切に生きていくこと。朝を覚ますことが出来たことに喜び。夜、目を瞑り寝ることができることに感謝しよう。
そう味わうと「三日坊主でもいい。新たな四日目が迎えられることに感謝しよう」と新しい世界が広がってきます。
三日しか続かなかった自分を責めるより新しい四日目を迎えることができ、また真っ新な一日が始まることに喜びを感じることのできる心豊かな人生を歩んでいきたいものです。
今年も宜しくお願い致します。合掌
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