お寺は「心のワクチン」
先日、年代や職業もバラバラな10人ほどでダベってるさいに「思い出の場所」について語らうことがありました。
50代の男性は、母親との思い出がつまった地元のパン屋さん。
20代女性は、初めて一人暮らしをしたアパート。
場所に刻み込まれた思い出と、そのときの心情や出来事を和気あいあいと語りあいました。
40代の女性が教えてくれた思い出の場所は、お寺でした。
まいてらのススメ
仏教では2500年前から「一切皆苦」と示されています。この世に生きることは苦しみに満ち溢れている。思い通りにいかないのが、この世のデフォルト。
仏教ファンで知られる漫画家・イラストレーターのみうらじゅんさんは、一切皆苦のこの世を生き抜くためのヒントを教えてくれます。
苦難の多い人生を「そこがいいんじゃない!」と思えるためには、自分がホッとできる、心和らぐ場所を持っておくことは大切な気がします。
全国には7万のお寺があると言われています。コンビニより多い。「あっこのお寺の静かな雰囲気が好き」「あそこのお寺はお坊さんがイケメン」「お寺にいる犬がカワイイ」などなど、理由は何であれ、そこにいけば何だか心が落ち着く、推しの「まいてら (=マイお寺) 」と出会えることを願っています。
今日も本堂を開けて、皆さんのお越しをお待ちしています。ようこそ、ようこそ、お参りくださいました。
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