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相手にも自分にもわかりやすい仕事をする。コードの書き方から資料作成まで、相手の立場に立ってわかりやすくまとめられるようになった

パソコンをあまり使ったことがない未経験の状態から中途入社をした桑原さん。友人に紹介されて転職したという桑原さんの転職活動についてや、工芸精器製作所でのお仕事についてお話を聞きました。

飲食店からIT系へ。社長のやさしさが胸にしみて絶対に入社したいと思った。


ー桑原様は中途入社とのことですが、工芸精器製作所に入社される前のご経歴を教えてください。

学生時代にアルバイトをしていた都内の飲食店に就職し、お酒の知識やマネジメント業務を学びました。ウイスキーやクラフトビールが好きなのですが、働いていた店はウイスキーを豊富に扱っているブリティッシュパブでした。接客だけでなくシフトの作成やアルバイトの教育、売上金の締め業務、店舗ホームページへのウイスキー情報やイベント情報の更新なども行っていました。

2年ほど働いたのですが、拘束時間が1日14時間あるなど、体力的に限界を感じて転職を考え始めました。次はどんな仕事をしようかと考えたときに、店舗のホームページ更新の経験からITに興味を持ち始めたんです。それまでパソコンをほとんど使ったことがなかったのですが、仕事でパソコンに触れる中で、いろいろなことができて面白いんだなということに気づきました。

ー工芸精器製作所を知ったきっかけは?

アルバイトで一緒だった友人が工芸精器製作所で働いていて、就職後も頻繁に会って仕事の話をしていた中で、会社についてや業務内容について知りました。転職を考えているという話をその友人にしたときに、IT業界は伸びている業界だしおすすめだよと後押しされて。会社の働きやすさなども話で聞いていたので、チャレンジしてみようと思い工芸精器製作所の面接を受けました。

ー転職活動はどのように進めたのですか?

工芸精器製作所と、別のIT企業の2社を受けていました。もうひとつのほうは契約社員からのスタートでゆくゆくは社員になるというものでした。

工芸精器製作所の面接をまず受けたのですが、面接の後に実は不合格連絡をもらっていたんです。IT業界の経験もプログラム経験も全くない状態だったのでさすがに厳しいと判断したのだと思います。ですが、その後自宅に松村社長からITパスポートの資格勉強の本が届いて、社長から、本当にチャレンジしたい気持ちがあればITパスポートの資格を取ってからもう一度面接に来てくださいというメッセージも一緒にいただきました。ここまで気にかけてくれる会社があるんだという驚きとともに、この会社に絶対に入社したいという気持ちが出てきました。

その時すでに飲食店の仕事は辞めていたので、送ってもらった参考書やWebの模擬試験などで集中的に資格の勉強をし、1ヶ月ほどで資格取得ができました。資格合格後、再度工芸精器製作所の面接を受けて無事合格をいただきました。

ー未経験からのスタートでしたが、工芸精器製作所での仕事はどのように始まりましたか?

まず、年度の途中からの入社ではなく新卒も含めた新入社員研修を受けられるようにと配慮をいただいて4月から入社しました。

研修は、Javaというプログラミング言語の研修を受けました。プログラミングなどを一切やったことがない人向けの研修で、HTMLについて、CSSについて、プログラミングの考え方やJavaの書き方などをしっかりと教わりました。その後、実際に手を動かして図書管理システムを作るという実習がありました。

いろいろな業界の企業様の案件に携わり、多くの事例を見ることができるのが面白い


ーいままで担当されたお仕事について教えてください。

研修後の初めての仕事は、某通販会社でSalesforceというシステムに移行するテスト業務でした。初めての業務で、1人で担当することもあり始めは不安もありましたが、受け入れ先の社員の皆さんもとても良くしていただいたので何とかやっていけたかなと思っています。具体的な業務内容としては、移行前と移行後のシステムが同じ動きができているかというテストが主な作業で、リンク先が合っているか、画面のずれがないかなどをひとつひとつ確認していくというものでした。

テスト業務のプロジェクトに3ヶ月ほど関わった後、同じ通販会社の別のプロジェクトでHTMLの改修をする業務につきました。その後は製薬会社のホームページの保守や、半導体製造会社のシステム開発などに携わりました。

これまで業務で使ってきた言語は、SalesforceのApexがメインです。基本的にプロジェクトの参加前には勉強の時間も確保されているので、新しいシステムや言語について事前に勉強して準備する期間があります。そこで必要な知識を吸収し、仕組みが分かる状態になってからプロジェクトに入ることができます。

苦労した点はドキュメント作りで、相手にわかりやすい資料を作るのは今でも難しいと思っています。例えば調査結果を資料にまとめる際、文字だけだと伝わらないので図を挿入するなどいろいろ試行錯誤して作っています。基本的にエクセルでまとめているのですが、関数などの使い方も自分で調べながら作っています。資料作成は業務内容が保守でも開発でもテストでも、どんな時でも発生するものなのでさらにブラッシュアップできたらと思っています。

ー今現在はどのような業務を担当されているのですか?

現在は自動車製造会社の移行案件に携わっています。経理の帳票作成フローをそれまでのシステムからTagetikという経理システムに移行させるもので、帳票を作ってテストをしながら進めています。

今までいろいろな企業様のプロジェクトに携わらせていただいてきましたが、同じシステム、例えば同じSalesforceでも会社によって使い方が全く異なることを知れるのが面白いなと思っています。いろいろなパターンを見ることができるので自然と自分の中にも知見がたまっていっていると思います。

コードの書き方だけでなく、資料作成やテストの進め方など多くのことを学びながら成長できていると感じている


ー仕事の中で楽しいと思う時はどんな時ですか?

コードを書いているときが楽しいです。コードの作りをどうするかとか、どう書いたらわかりやすくできるか、などを考えながら作っていくのが面白いです。わかりやすさというのもポイントで、例えば、ずらーっと書き連ねてどことどこがつながっているのかがわかりづらいコードの書き方をスパゲッティコード(からまったスパゲッティのようなコードの例え)と呼ぶのですが、スパゲッティにならないようにきれいに書いていくんです。セクションごとに分けて、操作ごとにコードをまとめてわかりやすくします。

コードを書いても思い通りに動かないこともよくあるのですが、そんな時は原因を探していき、何度も試して動かして、自分が作成したプログラムが思い通りに動いたときはうれしいと感じます。

やっぱり一番怖いのは、自分が作ったプログラムに障害が出たせいで企業様の業務が止まってしまうことなので、それは一番避けたいことですよね。なのでひとつひとつの作業を丁寧に進め、テストでもバグをあぶりだせるようになるべく細かく確認を入れていくことを意識しています。私は結構心配性なところがあるので、バグを出さないために細心の注意を払って仕事をしています。

ー会社の雰囲気を教えてください。

全体的に仲のいい会社だと思います。会社全体の飲み会の頻度も多いので部の垣根を越えて全体が仲が良いと感じます。お客様のところに常駐したりリモートで仕事を行うことが多いのでオフィスで顔を合わせる機会は少ないのですが、会社の飲み会が頻繁にあるので社内の人の交流の機会は多いほうだと思います。2~3ヶ月に1回は会社全体で飲むイベントがあり、部ごとにも2ヶ月に1回くらい飲み会があります。飲み会では自分が所属している組織だけではなく他の部の方とも交流できるので楽しいですよ。

ー工芸精器製作所に入社されて6年ほど経ちますが、未経験で始めた頃と今の自分を比べて、どのような成長をされたと感じていますか?

一番成長した部分は、相手へのわかりやすさを考えられるようになったところだと思います。お客様に見せるドキュメントも、入社当時はプログラミングした言語を全部載せたりして上司に怒られてりしていたのですが、現在は相手の目線に立って、どのようにまとめたらわかりやすいのかということを考えながら資料をまとめられるようになりました。ドキュメント作成だけでなく、プログラミングやテストのやり方、考え方は成長したと思っています。

ー今後どのようなことに挑戦したいと考えていますか。
6年ほどプレーヤーとして頑張ってきたので、ステップアップとして今後はリーダーとしてマネジメントする立場としてキャリアを積んでゆきたいです。メンバーの教育などもできたらいいなと思っています。


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