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【遊戯王デッキ紹介】センシティブ・ラーの翼神竜

こちらではお久しぶりです。からばこです。
デモンスミスとベアトリーチェが生きている間に書いておかないと、ということで、はるか昔に書いたデッキ紹介記事を残しておきます。

デッキの主役は《ラーの翼神竜―不死鳥》です。

かっこいい

初代DMで好きなキャラクターの1人が「マリク・イシュタール」です。
リアルタイム視聴していた小学生時代。滅茶苦茶怖いし、ラーは強いし、演技はすごいしで、一気にとりこになりました。いや怖かったんだけどねマリク。
時を経て今年2月。東京ドームの周年イベントのデュエルライブに当選し、城之内&舞VSマリクを間近で見た結果、ラー熱が一気に再燃。関連パーツを買いあさり、デッキを組むに至りました。プレマもスリーブも統一する情熱っぷりです。

デッキを作り交流会などで回しながら、ふと思ったわけです。
「不死鳥、3体並べたいな」と。

ラーを形態変化して原作ごっこするのも楽しいですが、せっかくなので3体並べました。

1:デッキの目標

「《ラーの翼神竜―不死鳥》を3体並べたい!」です。

原作を大量のカードで再現!

《ラーの翼神竜―不死鳥》(以下《不死鳥》)は、自身が墓地にいる際に《ラーの翼神竜》(以下《ラー》)が墓地に置かれた際、墓地から蘇生する強制効果を持ちます。
強制効果なのでタイミングを逃さず発動するのが強み。《ラー》を各種素材にしたり、自身の効果で自壊させたり、魔法罠ゾーンの《ラー》を墓地に送っても発動します。蘇生に対してカードの効果の発動もできないので、非常に安定して場に出すことができます。
場に出た後は完全耐性&連発できる対象を取らない墓地送り&攻守4000という神スペックで大暴れ。1ターン限りで《ラーの翼神竜―球体形》(以下《球体形》)になりますが、1体出ただけでも強力です。だって神だもの。

それを3体並べれば、そりゃもう3倍強力です。なので並べます。

そのためには「墓地に《不死鳥》を3体置いておき、同一ターン中に《ラー》を3回墓地に置く」をクリアする必要があります。1回は専用サポートの《真なる太陽神》でクリアできるので良いとして、残り2体の《不死鳥》を墓地に置く手段と、2回の墓地送りを何とかする方法を解決しなければなりません。
《真なる太陽神》《ガーディアン・スライム》などのサポートカードを素引きできるよう、可能な限りデッキは薄くしたい気持ちもあります。ですので、「《不死鳥》2体を墓地に置いて《ラー》を蘇生する」ギミックは、なるべくコンパクトかつ両立できるようにしたいわけですね。

そんな理想を叶えてくれるカードがあるはずも……。

君がレベル6じゃなければな

ありました。

2:デッキ紹介

多分こんな感じ

というわけで【デモンスミス】と《混沌なる魅惑の女王》のパッケージを採用しました。パワーカードには頼り得です。

3:各種ギミック紹介

デモンスミス

現環境最強のギミックです。効果モンスター2体からランク6を出力し、その過程で使うカードは全て再利用できるという、もう超次元すぎるパッケージです。
今回は《暗黒の招来神》から効果モンスター2体を並べます。初動では「ナンナ、棺桶、ラクリモーサ、デモンスミス……」と展開していき、いつものように《ベアトリーチェ》を召喚。往復で《不死鳥》を2体墓地に置きます。

ランク6ギミックは《エクサビートル》を場に出す際に再利用します。
《エクサビートル》で《ラー》を装備し、自身の効果や《ダーク・ナイト・ランサー》へのランクアップの際に墓地に置くことで、《不死鳥》を場に出せます。
初動と《不死鳥》の追加の一人二役をこなせますし、《真なる太陽神》など他のギミックに触れられなくとも、とりあえず《不死鳥》1体は出せるので、少なくとも「マリクごっこ」は楽しめるギミックです。さてさてどこが禁止になるのやら。

言わずもがな、《暗黒の招来神》《七精の解門》はレベル10&永続魔法でシナジーがあります。ラーがどれもレベル10であること、キーカードの《真なる太陽神》や《千年の啓示》が永続魔法ゆえサルベージできる点が、ラーと相性抜群です
《ベアトリーチェ》禁止後は同じセットで《キュリオス》を出せるので、とりあえずはそれで何とか……。

混沌なる魅惑の女王

最近のお気に入り

メインデッキで墓地装備ができる、《不死鳥》待望の新規です。
この効果で《ラー》を装備した後、《混沌なる魅惑の女王》をリンク素材などにすれば、装備状態の《ラー》が墓地に置かれたことで、《不死鳥》が出ます。リンク2の《ナンナ》につなげて《エクサビートル》に向かったり、《魅惑の女王 レベル3》と合わせて《カオス・アンヘル》にして圧をかけたりと、展開や盤面補強のついでに《不死鳥》を出せるのが魅力的です。
自身の特殊召喚に必要な闇属性も、余った《暗黒の招来神》などを使えるのがグッド。《不死鳥》などを捨てられればありがたかったのですが。

《ラー》名称をコピーした《混沌なる魅惑の女王》を墓地に置いても、《不死鳥》は(恐らく)蘇生しません。「《ラー》になった《ファントム・オブ・カオス》を墓地に置いても《不死鳥》は出ない」という裁定があるので、同じものと見ています。

素引き及び《魅惑の舞》程度しか確保手段がありません。《黄金の魅惑の女王》などのギミックを入れると、デッキが膨れ上がって大変なのでやめました。《混沌なる》以外はレベル3を1枚しか入れていませんしね。
《魅惑の舞》が永続魔法なので《七精の解門》で回収できたり、それこそ《魅惑の舞》のコストに使い終わった他の永続魔法を使えるなど、細々としたシナジーがあります。

ラーギミック

こんなに関連カードが貰えて嬉しい

コンパクトにまとめました。
《ラー》は2枚、《球体形》は3枚、《不死鳥》は3枚です。長期戦になると息切れするので、デッキに戻すためにデモンスミスで融合する《トリロジーク》を入れたいところです。
《真なる太陽神》《ガーディアン・スライム》は3枚ずつ。他は主要どころを各1枚としました。素引きして欲しいカードも特にないので、こんなもんでいいでしょう。
エクストラデッキには《神・スライム》を2枚。後は《メタル・リフレクト・スライム》につながる《影法師トップハットベア》や、《ティアラメンツ・メイルゥ》を落とす《スプライト・スプリンド》など、細々詰め込んでいます。どれもまんべんなく使うので、使いながら調整していきたいですね。

4:課題

神デッキにはつきものですが、手札事故が起こりやすいです。
初動多めとはいえ引けないことも多く、初手でゴッドフェスが起こるとどうしようもないです。レベル10版のトレードインこと《十種神鏡陣》を入れてもいいんですが、今度はそれが事故のもとになったりするので、多少は割り切っています。
防御も《ガーディアン・スライム》頼りです。《ベアトリーチェ》から出せる《巡礼者ダンテ》がいるので、まあ何とかなったりしますが、ベアトエンドをするとカジュアルとはいえ、豊富な物量に押しつぶされることも少なくありません。《超電磁タートル》でお茶を濁してもいいんですけれど、それはなんだか本末転倒なので、これまた割り切っています。

先攻制圧に対しては《球体形》が非常に強力。お茶を濁す程度にしかなりませんが、カジュアル環境も昨今はパワーが上がっていますので、無理矢理の解決に便利です。ラーデッキなので《球体形》が入っていても違和感がありませんからね。
カジュアル歴が短くデッキパワーが低くなってしまった方や、交流会で使うデッキのさじ加減がわからない方と遊ぶ時に使うと、原作再現も相まってちょうどいい感じのパワーです。ちょうどよくて好きです。

《不死鳥》3枚は調子が良い時の全力で、一連の流れで出せるのは2枚が多いです。やはり3不死鳥でないぶん、2不死鳥だとキルラインに届きません。《ダーク・ナイト・ランサー》も添えられるので火力は十分ですが、無理な時は無理です。
そういう時は《グスタフ・マックス》で2000バーンを与えて詰めに行きます。《ラクリモーサ》の余計な1200バーンもあってそれでリーサル、なんてこともあるのですが、ダメな時もダメです。そうなるとお手上げ。2体の《不死鳥》が《球体形》に戻ります。

それゆえ起こりうる放送事故が以下です。

怒られるって

男の子はいつになってもこういうのが好きなんですね。

5:まとめ

ここまでの文章は8月くらいに書いていたのですが、アップするタイミングがなくて、今更の公開となりました。みんなベアトリーチェの生前葬をしているようで、私はこれで彼女を供養してあげたいと思います。
ベアトリーチェはこのデッキではもちろん、私の組んだあらゆるカジュアルデッキで使っていたので、禁止になってしまうと相当ダメージが大きいです。とはいえ彼女のおかげでカジュアル筋肉がついたという気持ちもあるので、もし別れの時が来たら、笑顔で送り出してあげたいですね。

このデッキは脱ベアトリーチェができていないので、禁止後の復興はどうなるかわかりません。それでもラーは好きなので、何とかマリクごっこができるよう、いい感じに復旧させたいです。

ではまた、気が向いたら書きます。

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